ミクリ
ミクリ | |||||||||||||||||||||
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![]() ミクリ(Sparganium erectum)
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保全状況評価 | |||||||||||||||||||||
準絶滅危惧(環境省レッドリスト)![]() | |||||||||||||||||||||
分類 | |||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||
Sparganium erectum L., 1753 | |||||||||||||||||||||
和名 | |||||||||||||||||||||
ミクリ(実栗) |
ミクリ(実栗、三稜草、Sparganium erectum)は単子葉植物ガマ科(APG II以前ではミクリ科)ミクリ属の植物。ヤガラという別名で呼ばれることもある[2]。
分布[編集]
北半球の各地域とオーストラリアの湖沼、河川などに広く分布[3]。日本でも全国に分布するが、数は減少している。
形態、生態[編集]
多年生の抽水植物。地下茎を伸ばして株を増やし、そこから茎を直立させる。葉は線形で、草高は最大2mになる[3]。
花期は6-9月、棘のある球状の頭状花序を形成する。花には雄性花と雌性花があり、枝分かれした花序にそれぞれ数個ずつ形成する。その花序の様子が栗のイガに似るため、ミクリ(実栗)の名がある。果実を形成する頃には、花序の直径は2-3cmになる[3]。
利用[編集]
観賞用の水草として利用されることがある。
脚注[編集]
- ^ "Sparganium erectum". Natural Resources Conservation Service PLANTS Database. USDA. 2022年6月15日閲覧。
- ^ 大滝末男、石戸忠 『日本水生植物図鑑』北隆館、1980年。 p.253
- ^ a b c 角野康郎 『日本水草図鑑』文一総合出版、1994年。 p.77