マルセル・ミハロヴィチ
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マルセル・ミハロヴィチ | |
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生誕 | 1898年10月22日 |
出身地 | ルーマニア王国、ブカレスト |
死没 | 1985年8月12日(86歳没) |
ジャンル | クラシック音楽 |
職業 | 作曲家 |
マルセル・ミハロヴィチ(Marcel Mihalovici, 1898年10月22日 - 1985年8月12日)は、ルーマニア生まれのフランスの作曲家。
経歴
[編集]ブカレスト出身。ジョルジェ・エネスクに才能を見いだされ、1919年よりパリに移住し、ヴァンサン・ダンディに師事した。作品には『ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第1番』(1920年)、オペラ『メリュジーヌ』(1920年)、弦楽四重奏曲第1番(1923年)、弦楽四重奏曲第2番(1931年)、『ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第2番』(1941年)、『ヴァイオリンとチェロのためのソナタ』(1944年)、オペラ『フェードル』(1949年)などがある。またピアノ曲の多くは妻のモニク・アースによって初演された。
また、サミュエル・ベケットとの交友でも知られ、ベケット脚本のラジオドラマ『カスカンド』の音楽を担当し、戯曲の『クラップの最後のテープ』をオペラ化し、交響曲第5番ではベケットの詩を引用している。
主な作品
[編集]オペラ
[編集]- メリュジーヌ(1920年)
- フェードル(1949年)
- クラップの最後のテープ(1961年)
交響曲
[編集]- 交響曲 第1番「ジョコーサ」Op.65 (1951年)
- 交響曲 第2番「パルティータ」
- 交響曲 第3番「ヴァリアータ」
- 交響曲 第4番「カンタータ」
管弦楽曲
[編集]- 悲劇的序曲
- ロンド
- 朝の歌
協奏曲
[編集]- ヴァイオリン協奏曲「幻想曲風に」
- トッカータ (ピアノと管弦楽のための)
室内楽曲
[編集]- ヴァイオリン・ソナタ第1番(1920年)
- ヴァイオリン・ソナタ第2番(1941年)
- ヴァイオリンとチェロのためのソナタ(1944年)
- ファゴット・ソナタ
- 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番(1920年)
- 無伴奏チェロ・ソナタ
- 弦楽四重奏曲第1番(1923年)
- 弦楽四重奏曲第2番(1931年)
- 弦楽四重奏曲第3番
- 弦楽四重奏曲第4番
ピアノ曲
[編集]- ソナチネ
文献
[編集]- Lukas Näf: Der Einakter Phèdre op. 58 von Marcel Mihalovici und Yvan Goll, Lizentiatsarbeit Universität Zürich 2003.
脚注
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