マットレス

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クイーンサイズのマットレス

マットレス(mattress)とは、ベッドの上や敷き布団の下などに用いる寝具である。アラビア語で「横たわる場所」を意味するMatrah(مطرح)の語に由来する。

マットレスは大きく分けて、ベッド用と布団用に分けられる。ベッド用は主にベッドのボトムの上にのせて使用する。寝心地という面ではメインになるため様々なバリエーションがある。布団用は床の上に置きその上に布団がのる。あくまで敷き布団の補助といった意味合いで使われる。器械体操で使用されるマットは、マットレスではない。

なお、日本ではウレタンフォームマットレス及びスプリングマットレスについて家庭用品品質表示法の適用対象となっており雑貨工業品品質表示規程に定めがある[1]

種類(素材)[編集]

ベッド用マットレス[編集]

スプリング(ばね・コイルスプリング)マットレス
硬鋼線と呼ばれる線状のをつかったもの。形状は様々ある。有名なものにボンネルコイルスプリング・ポケットコイルスプリングなどがある。
ウレタンマットレス
中材にウレタンのみを使用しているマットレス。加工の過程で反発力を変えられるためいわゆる「高反発ウレタン」と「低反発ウレタン」の2種類に分かれる[2]
ウレタンの硬さによって高反発、低反発に分かれる(中反発もある)[3]
ウレタンマットレスを使用するベッドフレームはウッドスプリング(板バネ)形式が多い。
パームマットレス
中材にやしの実(パーム)の繊維を使用しているマットレス。主に2段ベッド介護ベッドに使われる。
ラテックスマットレス
ゴムの木から採取される樹液を原材料として作れているマットレス。天然ラテックス100%、天然ラテックス、合成ラテックスと品質が大きく3種類に分かれる[4][出典無効]

布団用マットレス[編集]

ウレタンマットレス
ベッド用に比べて厚みが薄くなる場合が多くウレタンの素材もほとんどが石油系の合成物質であるので安価なものが多い。また、ほとんどが三つ折りや二つ折りになるので持ち運びは楽である。
スプリング(ばね・コイルスプリング)マットレス
ベッド用よりも薄いが布団用のスプリングマットレスもある。

マットレストッパー[編集]

オーバーレイやベッドトッパーとも呼ばれ[5]、主にマットレスの上に敷く。布団のようなものからポリウレタン素材の形状記憶マットレストッパー(memory foam Mattress topper)というものまである。このメモリーフォームマットレスは、敷き布団の代用品としても使われることもある。

エアーマットレス[編集]

エアーベッドとも呼ばれ、浮き袋のように空気を入れて使用する。2010年代には電動ポンプを内蔵するベッドも流通し、空気圧の調整や収納などが容易となったが、ビニール素材のものがほとんどであるため気密を保持といった耐久性が問題になることがある[6]。簡易マットレスとして使われることも多い。浴室内で使用する風呂マットもある。

サイズ[編集]

マットレスの大きさは国や地域によって同じ名称でも大きく異なる。以下は日本で一般的に用いられるサイズである。日本産業規格としては JIS S 1102:2004 があるが、この規格でサイズの名称が定められているわけではない。

  • セミシングル(85cm×195cm)
  • シングル(97cm×195cm)
  • セミダブル(122cm×195cm)
  • ダブル(140cm×195cm)
  • ワイドダブル(152cm×195cm)
  • クイーン(170cm×195cm)
  • キング(200cm×195cm)

代表的なマットレスブランド[編集]

高級マットレス[編集]

シーリー
ザ・リッツ・カールトン、コンラッド東京、シェラトン、フォーシーズンズホテルなど外資系一流ホテルを中心に採用されている高級マットレスブランド。日本では、テンピュール・シーリー・ジャパンが販売している。
サータ
米国で最も大きなシェアを獲得している高級マットレスブランド。シーリーと並んで、高級ホテルに多く採用されている。
シモンズ
東京都港区に本社を置く日本の高級マットレスブランド。主に百貨店などで扱われており、国内のシティホテルにも採用されている。

健康用マットレス[編集]

テンピュールマットレス
1960年代にNASAがスペースシャトル計画の中で、宇宙飛行士の体にかかる重力を和らげるために開発された素材を生かして開発された低反発マットレスのブランド。百貨店などで展開している他、全国のアウトレットモールにも出店している。
トゥルースリーパーマットレス(オークローンマーケティング
低反発マットレスのブランド。主にインターネット上で販売している。鳥越俊太郎や中田久美が愛用している。
エアウィーヴマットレス
重ねて使うタイプで海綿状の高反発マットレスのブランド。全国の百貨店で展開されている。トップアスリートの浅田真央などをイメージキャラクターに起用している。
エムリリーマットレス
低反発ウレタンフォームと高反発ウレタンフォームの二層構造を採用したデンマーク生まれのブランド。実店舗、オンラインにて販売している。
ドルメオマットレス
高反発のウレタンフォームを採用した高反発マットレスのブランド。一部のデパートなどで展開されている。

エアツリーマットレス

高反発のウレタンフォームを独自のカッティング技術で採用。主にインターネット上で販売している。

グラウディングマット[編集]

独自の体幹矯正芯材とあわせて特許を取得している、高反発マットレスのブランド。医療機関や公的機関に採用されている。
腰いい寝
信州大学と共同研究の高反発凹凸ウレタンフォームを採用したマットレスを、実店舗、オンラインにて販売している。

マニフレックス

ウレタンフォームを採用した、イタリアの高反発マットレスブランド。百貨店などで展開されている。

脚注・出典[編集]

[脚注の使い方]
  1. ^ 雑貨工業品品質表示規程”. 消費者庁. 2013年5月23日閲覧。
  2. ^ 2020-07-04 (2020年1月27日). “ウレタンマットレスの特徴”. マットレス大学. 2020年8月19日閲覧。
  3. ^ マットレスの素材を決める※それぞれのメリットとデメリットを解説”. 前西商店. 2021年1月18日閲覧。
  4. ^ 高反発マットレスの種類”. 2021年1月18日閲覧。
  5. ^ 2019-12-01 (2018年12月12日). “マットレストッパーとは”. 快眠生活 ミンカツ. Hypnos. 2020年2月13日閲覧。
  6. ^ エアーベッドの空気漏れに注意”. 国民生活センター (2020年12月17日). 2021年1月30日閲覧。

関連項目[編集]