浮き輪

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浮き輪(うきわ)は水上に浮かぶために使用する空気が入った浮きぶくろ。フロート (float) 、フローター (floater) とも呼ばれる。

一般的にはビニール製のものが用いられる[1]。幼い子供や泳げない人の遊泳の補助や釣りなどのアウトドア、及び水難事故の救助などに用いられる。

浮き輪の種類[編集]

O型[編集]

玩具用浮き輪の補助気室
北斎漫画に描かれた浮腹巻

最も一般的な浮き輪で、ドーナツ状の形をしている[1]。身体を輪の中心に入れ、両脇もしくは両腕で体を支えることで水中に浮かぶ。幼児用のものには溺れないよう、ズボンのように穿くタイプのものがある。幼児用浮き輪は一般的に45cmから60cmの直径を持ち、表面にアニメなどのキャラクターが描かれた塩化ビニール製のものが主流で、外周がハートや星の形をしたものもある。対象年齢としては、3歳から9歳くらいまでで、体重30kg程度なら確実に浮くことができる。1980年代からは、80cm以上の大きさのものも出回るようになった。このような直径の大きい浮き輪のうち、76cm以上のものは玩具安全基準を満たす条件として5リットルの補助気室が必要であるため、空気を入れる場所が2箇所以上設けられているのが普通である。その一方で水難救助に用いられる浮き輪は、輪に穴が開かないように硬い浮き輪が使用され、浮力も大人が浮いていられる程度は確保されていることが多い。

U型・V型[編集]

主にアウトドアに使用される浮き輪で、前方が開いているUの字やVの字の形をしており[1]、着脱が容易な形となっている。前方が開いているので、前進する時の抵抗が少ない。遊泳に使用されるU型の浮き輪は逆に後方が開いている。前方に装着されているフックを握り、バタ足がしやすいように作られている。

その他の浮き輪[編集]

レジャー用のイルカシャチバナナ水上バイクなどを模した浮き輪は、上に跨ることで浮遊感を楽しむ。体が水中に入る部分が少なく、移動するのは困難であるので、誰かに押してもらうことなどで移動する。

腕用浮き輪は主に子供の水泳の練習に用いられる[1]。両腕に装着することで、小さい浮力を作る。

いかだ型の浮き輪は「ビーチマット」などと呼称され[2]、大きなものは大人が寝そべったまま水上に浮けるだけの浮力を有している。また、陸上ではクッションやベッドのようにも使える。

浮き輪使用の注意事項[編集]

浮き輪の危険性[編集]

子供用の浮き輪は、あくまでも玩具である。本来は浮き輪がなくても溺れない水深でのみ子供に使わせるものであるが、このルールを守らないことに起因する水の事故が発生し続けている。泳げない幼児をビニール製の浮き輪だけで遊ばせることは、リスクが高い。

また、O型のズボンのように穿くタイプのものは入浴用の商品もあるが、幼児が転覆して起き上がれず、溺死する事故が発生している[1]

浮き輪使用の制限[編集]

浮き輪使用を制限したり禁止するプールも存在している[3][4]。これは安全性の観点および一般の競泳用プールでは他利用者の支障になるためということもある。また、浮き輪を使用する年齢の幼児は遊泳中に放尿することが多く、水質管理面で幼児の入場を制限するために禁止することもある。

出典[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]