マズルカ作品33 (ショパン)
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クラシック音楽 |
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作曲家 |
ア-カ-サ-タ-ナ ハ-マ-ヤ-ラ-ワ |
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フレデリック・ショパンのマズルカ作品33は4つのマズルカ作品群。作品30と異なり、形式美と民俗的前衛性とが両立していて、規模も大きいものが多い。献呈先はローザ・モストフスカ伯爵夫人。
作品33-1
第22番、嬰ト短調。クヤヴィヤク。中間ではロ長調のオクターヴ奏法。Mestoという表記のとおり、物憂げな愛らしい小品。
作品33-2
第23番、ニ長調。華やかな明るい曲想で、バレエ音楽「レ・シルフィード(ショピニアーナ)」にも登場する。単純なニ長調とイ長調の反復で分かりやすい。中間は変ロ長調の意表をついた転調。
作品33-3
第24番、ハ長調。Sempliceという指定を裏切って、ヘミオラの効果的な活用で単調さを免れている。パリのショパンの自宅で演奏して見せた際にマイヤベーアとの間で、4分の3拍子か4分の2拍子かで論争になったという弟子のレンツの証言がある。中間部は変イ長調。
作品33-4
第25番、ロ短調。規模の大きな作品。ロンド形式で何らかの音響的風景描写を意図したのではないかといわれている。作曲者には珍しく、変奏のない反復が律儀に行われる。中間部はロ長調の甘美な旋律。