ヘリコン

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ヘリコン
Helicon
出身地 ドイツの旗 ドイツ
ノルトライン=ヴェストファーレン州
ケルン行政管区
アーヘン
ジャンル パワーメタル
活動期間 1986年1996年
レーベル ノイズ・レコード
ビクターエンタテインメント
メンバー Uwe Heepen (ボーカル)
Christian Guth (ギター)
Tom Kusters (ギター)
Silvester Wasielevsky (ベース)
André Ostapeschen (ドラムス)
旧メンバー Andrea Münster (ボーカル)
Volker Marx (ギター)

ヘリコン (Helicon) は、ドイツの5人組ヘヴィメタルバンド。ドイツ西部のアーヘン出身。

来歴[編集]

バンド名の由来はギリシャヘリコン山より取られており、1986年に結成。『The Heimbach Tapes』『Black And White』といったデモテープを作成し、幾度かのメンバーチェンジを経て、ノイズ・レコードと契約。

「ドイツ最大のヘヴィ・メタル・レーベル Noise International が送りだす新世代ジャーマン・メタルの切り札がヘリコンだ」という売り文句[1]と供に新世代ジャーマンメタルとして登場。ボーカリスト兼ドラマー Uwe Heepen に率いられており、日本盤ライナーノーツには、"俺たちが目指すのはHMでもHRでもなくヘリコンのロックなんだ"というUweの発言がある。

同レーベルが主催したベテランバンド2組と新人バンド2組のツアー(1993年9月にドイツで行なわれた、メロディック・メタル・フェスティバルの Gamma Ray、Rage、Conception、Heliconのライブ)を収録した2枚組オムニバス・アルバム『The Power of Metal』(1994年1月)では、他の新人バンドConceptionがほぼフルで収録されたにもかかわらず、Heliconはたった2曲しか収録されていない。そのツアーをレポートした音楽雑誌では、Heliconの音楽は名前と同じぐらい最悪だと酷評される。[要出典]

しかしながら、1stアルバムの一曲目のイントロに続く2曲目の曲名が何故か唐突に Helicon Part II だったり、同曲の開始とともにウヴェの奇声が入ったりとボーカルの奇才ぶりには少なからずマニアも存在し、インターネット上で思い出したように語られる事があった。ちなみに、Part Ⅰ は2ndアルバムの日本版ボーナストラックとして収録。

2ndアルバムを発売後、ノイズ・レコードとの契約が切れ、その後、活動を停止。リーダーであったUweは、ソロアルバムを発売。現在はソロ活動の傍ら Helicon Studio を経営している。また、1stアルバム発売前に関わりのあったギタリスト Volker Marx は、元 Gammra Ray のドラマー Uli Kusch とベーシスト Uwe Wassel が参加した Axe La Chappelle の1stアルバム"Grab What You Can"に参加している。

2013年10月7日に中心人物であったUwe Heepenが自宅にて死去。[2]

作品[編集]

スタジオ・アルバム[編集]

  • Helicon(1993年)
  • Mysterious Skipjack(1994年)

オムニバス・ライブ・アルバム[編集]

  • The Power Of Metal (1994年1月、ビクターエンタテインメント) 「Black & White」と「Woman」の2曲を収録。

オムニバス[編集]

  • Pure Metal Sampler Vol.1 (1993年) Fight For Your Fame提供
  • Pure Metal Sampler Vol.4 (1995年) American Fever提供
  • 20 years in Noise (2003年) Black and White提供

関連アルバム[編集]

  • Axe La Chappelle "Grab What You Can" (1994年)
  • Uwe Heepen "Timeworth" (2001年) "Falling in Your Mind" (2005年)

脚注[編集]

  1. ^ 1stアルバム『Helicon』の日本盤帯より
  2. ^ http://www.metal-archives.com/artists/Uwe_Heepen/118336

外部リンク[編集]