フレディ・ケンプ

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フレディ・ケンプ(Freddy Kempf, 1977年[1] - )は、英国ピアニストドイツ人の父親はヴィルヘルム・ケンプの親族と言われ[2]、母親は日本人である。英国暮らしが長く、王立音楽アカデミーに学んだが、現在はベルリンに暮らしている[3]

経歴[編集]

ロンドンに生まれる。4歳でピアノを始め、8歳のときロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団と共演してモーツァルトの《ピアノ協奏曲 第12番》K.414を演奏し、音楽愛好家の注目を集める。間もなくドイツから招かれて、神童ピアニストとして演奏を行なった。1987年に第1回イングランド国営モーツァルト・コンクールに優勝し、1992年には、セルゲイ・ラフマニノフの《パガニーニ狂詩曲》の演奏により、「BBCことしの青少年音楽家」に選ばれる。

1998年チャイコフスキー国際コンクールピアノ部門に出場するが、最終選考でデニス・マツーエフとヴァディム・ルデンコに敗れ、3位となる。この結果に憤慨した聴衆やロシアのメディアから抗議が殺到し、審査員の偏向ぶりが非難された[4][5]1999年4月にケンプが一連のテレビ収録のためにモスクワを再訪すると、演奏会の切符は売り切れとなり、ケンプの人気の高さは、ヴァン・クライバーンの再来を思わせるほど[独自研究?]となった。

現在でもソリストや室内楽奏者ならびに協奏曲の独奏者として、欧米や豪州極東で演奏活動を続けており、2001年には人気投票でイギリス最優秀新人演奏家に選ばれている。日本のマスコミでは「巨匠譲りの音楽性」を喧伝する向きがある[要出典]ものの、親戚と言われるヴィルヘルム・ケンプ[6]とは実際の音楽性に相違がある[独自研究?]。フレディ・ケンプは完全無欠の超絶技巧を誇るヴィルトゥオーソであり[要出典]、ラフマニノフ以外に、ショパンシューマンリストプロコフィエフを得意とするが、バッハベートーヴェンも好んでレパートリーに取り上げている。

  1. ^ [1]
  2. ^ http://articles.philly.com/2001-07-15/entertainment/25314931_1_beethoven-interpreters-rachmaninoff-s-etudes-tableaux-music
  3. ^ [2]
  4. ^ http://www.fugue.us/2010-14.html
  5. ^ the guardian
  6. ^ 巨匠の遺伝子を受け継ぐ英国の日系ピアニスト フレディ・ケンプさん”. 2015年12月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年12月7日閲覧。