フルカ山岳蒸気鉄道

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フルカ山岳蒸気鉄道
基本情報
スイスの旗 スイス
起点 レアルプ (ウーリ州)
終点 オーバーヴァルト (ヴァレー州)
駅数 6
開業 1992年 (再開業)
運営者 Verein Furka-Bergstrecke
路線諸元
路線距離 17.838 km
軌間 1,000 mm
最大勾配 118
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フルカ山岳蒸気鉄道(独 DFB: Dampfbahn Furka-Bergstrecke)は、レアルプ(スイス ウーリ州)とオーバーヴァルト(ヴァレー州)の区間を路線に持つ鉄道会社である。標高2431mのフルカ峠を越え、ローヌ氷河の近くを通過する。

ツェルマットサン・モリッツを結ぶグレッシャー・エクスプレス(氷河急行)が同じルートを通っていたが、フルカベーストンネル(新フルカトンネル)の完成(1982年)により廃線になった後、ボランティアによる復旧活動で復活した。夏の間、蒸気機関車(一部ディーゼル機関車)で運行している。

2000年夏からレアルプ~グレッチ間で蒸気機関車での特別運行が始まり、2010年にレアルプ~オーバーヴァルトの全線が開通。スイス内外から観光客と鉄道ファンを引き寄せている。

スイストラベルシステムのパス所持者は、運賃が20%割引となる。標高2000mを越える山岳地帯のため、冬季(10月上旬~6月下旬)は積雪のため運休となる。


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関連項目[編集]

外部リンク[編集]

座標: 北緯46度33分41秒 東経8度21分43秒 / 北緯46.56139度 東経8.36194度 / 46.56139; 8.36194