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フランス標準型路面電車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
フランス標準型路面電車
グルノーブルを走るTFS
基本情報
製造所 アルストム
主要諸元
軌間 1,435 mm
電気方式 直流750 V架空電車線方式)
設計最高速度 70 km/h
全高 3,360 mm
車体 銅鋼
アルミニウム合金
主電動機 直流電動機
かご形三相誘導電動機
駆動方式 直角カルダン駆動方式
制御装置 サイリスタチョッパ制御
IGBT-VVVFインバータ制御
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ナントのTFS(中間車挿入前)
グルノーブルのTFS
ルーアンのTFS
イル=ド=フランスのTFS
サン=テティエンヌのTFS

フランス標準型路面電車(フランスひょうじゅんがたろめんでんしゃ、TFS、Tramway Français Standard)は、アルストムが製造した路面電車車両である。

概要

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アルストムがフランス国内向けに製造したもので、ナントをはじめフランスの各都市へ納入された。1984年から1998年までに計162両が製造された。1998年に製造終了し、後にシタディスへ移行された。

車体

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連接車であり、基本は両運転台式であるが、サン=テティエンヌ向けは片運転台式である。車体は銅鋼もしくはアルミニウム合金製で、下部に裾絞りがある。ドアはスイング式プラグドアである。TFS-2型は部分低床構造を採用している。

車内

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車内は白を基調としており、座席は鉄道事業者により様々。

運転台

走行機器

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制御方式はサイリスタチョッパ制御もしくはIGBT-VVVFインバータ制御を採用している。駆動方式は直角カルダン駆動方式で、1台の主電動機で両端の車軸を駆動している。

台車は固定軸距1,900mm、車輪径は660mmで、枕バネはコイルバネ、軸箱支持はゴムバネで構成される。

床下

導入都市

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都市 世代 車番 車両数 製造年 全長 車体材質 構造 その他
ナント 1 301-320 20 1984年 39.15m[注 1] 2.3m 3車体4台車[注 1] 1、2、3、4系統で運行中

サイリスタチョッパ制御

後に中間車が挿入された。

1 321-346 26 1988年~1992年 39.15m[注 1] 3車体4台車[注 1] 1、2、3、4系統で運行中

サイリスタチョッパ制御

後に中間車が挿入された。

グルノーブル 2 2001-2020 20 1986年~1987年 29.4m 2.3m 3車体3台車 A、C、D、E系統で運行中

サイリスタチョッパ制御

2013年~2017年に改装が行われた。

2020号車は1998年夏にオランダロッテルダムトラムのデモ用車両として使用された。

2 2021-2035 15 1989年~1990年 29.4m 3車体3台車 A、C、D、E系統で運行中

サイリスタチョッパ制御

2013年~2017年に改装が行われた。

2 2036-2038 3 1992年 29.4m 3車体3台車
2 2039-2053 15 1995年~1996年 29.4m 3車体3台車 A系統で運行中

IGBT-VVVFインバータ制御

2047号車は1997年夏にスペインバルセロナトラムスペイン語版のデモ用車両として使用された。

サン=テティエンヌ S/1 901-903、905-915 15 1991年~1992年 23.24m 2.1m アルミニウム合金 2車体3台車 T1、T2、T3系統で運行中

サイリスタチョッパ制御

片運転台式

S/1 916-935 20 1998年 23.24m ラインT1、T2、T3系統で運行中

IGBT-VVVFインバータ制御

片運転台式

2014年~2017年に改装が行われた。

イル=ド=フランス 2 101-117 17 1992 29.4m 2.3m 2車体3台車 サイリスタチョッパ制御
2 118-119 2 1995 29.4m 2車体3台車 サイリスタチョッパ制御
2 201-216 16 1996 29.4m 2車体3台車 T2系統で運行中

サイリスタチョッパ制御

ルーアン 2 801-828 28 1994 29.4m 2.3m 2車体3台車 ブレーキ性能の向上

サイリスタチョッパ制御

  1. ^ a b c d 中間車挿入後

参考文献

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関連項目

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