フライドブレインサンドイッチ

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フライドブレインサンドイッチ
フライドブレインサンドイッチ、オニオンリングジャーマンポテトの並ぶ食卓、インディアナ州エバンズビルにて
種類 サンドイッチ
発祥地 アメリカ合衆国
主な材料 トースト牛の脳、あるいは豚の脳
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フライドブレインサンドイッチ英語: Fried brain sandwich)は、アメリカ合衆国で食される、薄切りにした仔牛のを薄切りのパンで挟んだサンドイッチ

1880年代後半、ミズーリ州セントルイスに市のストックヤードができてから、薄くスライスした揚げた脳を白いトーストにのせたメニューが普及したが、現在では需要が減り、ごく一部のレストランでしか提供されていない。インディアナ州エバンズビルでは、今でもいくつかのスモールビジネス[1]レストランで提供されており、人気の高い料理である。

豚の脳の使用[編集]

米国では、屠殺後30ヵ月以上経過した牛の脳を食用として販売することが禁じられた[2]牛海綿状脳症(通称:狂牛病)への懸念から、牛の脳ではなく豚の脳を提供する店舗も出てきている[3]。豚の脳は牛の脳に比べてかなり小さいため、サンドイッチを作る際には準備が必要になる。[4]豚の脳は、薄切りにする前に脳を洗浄しなければならず、その大きさから薄切りの数も少なくなる。

関連項目[編集]

参考文献[編集]

  1. ^ Brown, Alton (5 August 2006). I Smell Pork. Feasting on Asphalt. Food Network. 2015年9月3日閲覧
  2. ^ Hefling, Kimberly (2004年). “Brain sandwiches served, mad cow or no”. NBCnews.com. 2015年9月3日閲覧。
  3. ^ Hefling, Kimberly (2004年). “Brain sandwiches served, mad cow or no”. NBCnews.com. 2015年9月3日閲覧。
  4. ^ Brown, Alton (5 August 2006). I Smell Pork. Feasting on Asphalt. Food Network. 2015年9月3日閲覧