フォール・リバー (重巡洋艦)

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艦歴
発注 1942年7月9日
起工 1943年4月12日
進水 1944年8月13日
就役 1945年7月1日
退役 1947年10月31日
除籍 1971年2月19日
その後 1972年8月28日にスクラップとして売却
性能諸元
排水量 13,600 トン
全長 674 ft 11 in
全幅 70 ft 10 in
吃水 20 ft 6 in
機関 ゼネラル・エレクトリック式ギアード・タービン、120,000 shp (89 MW)、4軸推進
最大速 33 ノット (61 km/h; 38 mph)
乗員 士官、兵員1,142名
兵装 8インチ砲9門、5インチ砲12門
搭載機

フォール・リバー (USS Fall River, CA-131) は、アメリカ海軍重巡洋艦ボルチモア級重巡洋艦の10番艦。艦名はマサチューセッツ州フォール・リバーに因む。

艦歴[編集]

バトルシップ・コーヴにあるフォール・リバーの船首

フォール・リバーは1943年4月12日にニュージャージー州カムデンニューヨーク造船所で起工し、1944年8月13日にアレクサンダー・C・マレーフォール・リバー市長夫人によって進水する。1945年7月1日にD・S・クローフォード艦長の指揮下就役した。

1945年10月31日にフォール・リバーはノーフォークに到着し、1946年1月31日まで実験開発のための巡航を行う。フォール・リバーは第1統合任務部隊 (Joint Task Force 1, JTF 1) に配属され、クロスロード作戦に参加する。この任務の準備のため、フォール・リバーはカリフォルニア州サンペドロへ向かい、2月16日から3月6日まで旗艦設備の増設が行われた。3月17日に真珠湾に到着し、司令官のF・G・ファーリオン少将が座乗する。部隊は5月21日から9月14日までマーシャル諸島で活動した。

西海岸で訓練を行った後、フォール・リバーは1947年1月12日から6月17日まで第1巡洋艦隊の旗艦として極東に展開する。任務完了後ピュージェット・サウンド海軍造船所に戻り、1947年10月31日に予備役となった。オールバニ級ミサイル巡洋艦への変換が計画されたが、姉妹船のコロンバスの方が状態が良かったため却下された。海軍船として使用されていたが、1971年2月19日に退役し、1972年8月28認知、オレゴン州ポートランドのザイデル社に売却された。

フォール・リバーにあるバトルシップ・コーヴに船首の先が展示されている。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]