パソコン整備士

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
パソコン整備士
実施国 日本の旗 日本
資格種類 民間資格
分野 情報
試験形式 Computer Based Testing(CBT)
認定団体 特定非営利活動法人パソコン整備士協会
等級・称号 1級(パソコン整備士)
2級(パソコン整備副士)
3級(パソコン診断士)
公式サイト http://www.pc-seibishi.org/
特記事項 パソコン整備士として認定されるにはパソコン整備士協会に入会する必要がある。
ウィキプロジェクト ウィキプロジェクト 資格
ウィキポータル ウィキポータル 資格
テンプレートを表示

パソコン整備士(パソコンせいびし)は資格称号の1つ。

特定非営利活動法人パソコン整備士協会が主催する、パソコンのハードウェアソフトウェアに関する民間資格である。

概要[編集]

パソコン整備士認定試験は、内閣府認定特定非営利活動法人パソコン整備士協会が主催する情報処理技術系の民間資格で、パソコン整備士として認定されるには、パソコン整備士認定試験に合格したのち、パソコン整備士協会に活動会員として入会する必要がある。

主催者はこの資格を「メーカーベンダーにとらわれず、IT分野・インターネット社会で通用する広範で体系的な標準スキルを身に付け、個人情報の守秘義務を遵守できる人材であることを証明するもの」と、いわばベンダーニュートラルのIT資格に位置付けている。認定試験の合格者が活躍する分野として、PCのメンテナンス要員、ユーザサポート、インストラクター、情報教育担当などを想定している[1]が、独立行政法人情報処理推進機構が行う情報処理技術者試験と同様に業務独占資格名称独占資格ではなくあくまで民間資格であり、パソコンの整備や修理などの作業において、合格者でなければ遂行できない業務は無い。

試験区分と問題構成[編集]

1級(パソコン整備士)、2級(パソコン整備副士)、3級(パソコン診断士)と3種類の名称がある[2]。試験名称はパソコン整備士試験であるが、厳密には1級合格者のみをパソコン整備士と呼ぶ。

認定試験は随時実施され、パソコンスクールや公民館などを会場とする。試験時間は何れも1時間30分[3]。試験問題はパソコン整備士協会が発売する公式テキストからだけでなく、テキスト外からも出題される。2級と3級については、パソコン整備士協会のHPにサンプル問題[4]が掲載されている。なお、下位級から順に合格することが必要である。2007年5月より、2級と3級は同日受験が可能となり[5]2011年5月より、1級の2次試験は廃止され、多肢選択式のペーパーテストのみとなったが、2012年2月より、CBTが導入された[6]

名称 出題範囲 出題形式
1級 パソコン整備士 ソフトウェアの知識、サーバ構成、サーバ運用と保守、インターネットセキュリティ、企業ネットワーク、トラブルシューティング、情報倫理 選択80問
2級 パソコン整備副士 ハードウェアの上位と設定、インターネットセキュリティ、ネットワークの構成、トラブルシューティング、情報倫理 選択80問
3級 パソコン診断士 ハードウェアの知識、ソフトウェアの知識、インターネットセキュリティ、インターネット接続、トラブルシューティング、情報倫理 選択80問

合格者、合格率[編集]

公式ウェブページでは合格者数、合格率などは公表されていない。しかし、特定非営利活動法人として内閣府のNPO一覧には事業報告とともに1~3級の合計受験者数と合格者数が記載されていて公開されている。インターネットから誰でも閲覧することが可能。

平成22年度の総受験者は事業報告によると、5月は2,194人が受験し1,088人が合格。11月は2,093人が受験し1,273人が合格したと公表されている。

活動会員[編集]

パソコン整備士と認定されるには活動会員としてパソコン整備士協会に入会して会員となり、入会金及び年会費を納付する必要がある。 会員・会費規定を参照

入会金は2,000円、年会費5,000円。

会員の特典として以下のものが挙げられる。

  • 年2回の会報誌が送られてくる。
  • メンテナンス要員やサポート要員募集などの情報が記載されたメルマガが送られてくる。
  • 保有資格を陳腐化させず、レベル維持・向上のための「フォローアッププログラム」が提供される。

資格の喪失[編集]

資格の主催者であるパソコン整備士協会が定めている会員・会費規定の第6条によれば、2年間にわたり会費を滞納、すなわち会費を支払わなかった場合、会員資格としての資格を喪失するとある。この場合、会員資格の喪失で自動的に試験合格者としての資格も喪失するものと考えられる。

脚注[編集]

  1. ^ 公式ウェブページ http://www.pc-seibishi.org/pc/katuyaku.html ライセンス取得者が活躍すると想定される分野
  2. ^ 公式ウェブページ http://www.pc-seibishi.org/pc/sklmap_cgy.html 級別のスキル一覧
  3. ^ 2011年11月までは5月と11月の年2回実施され、試験時間は1時間50分だった。
  4. ^ 公式ウェブページ http://www.pc-seibishi.org/examinee/trial_ent.html サンプル問題
  5. ^ 公式ウェブページ http://www.pc-seibishi.org/examinee/announ.html 試験制度改訂に関してのお知らせ
  6. ^ 公式ウェブページ http://www.pc-seibishi.org/examinee/about_ex1.html 試験の概要

外部リンク[編集]