ハロゲン間化合物

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ハロゲン間化合物(ハロゲンかんかごうぶつ、: interhalogen compounds)は、複数の異なるハロゲン元素が結合した化合物。ほとんどのハロゲン間化合物の一般式はXYn(n=1、3、5、7。また、Xはより電気陰性度の低いハロゲン)。加水分解しやすく、酸化剤としての性質があることから日本の消防法ではいずれも第6類危険物に分類される。

2原子のハロゲン間化合物[編集]

4原子のハロゲン間化合物[編集]

いずれも2つの孤立電子対を持つT字形の分子構造をとる。

6原子のハロゲン間化合物[編集]

下記の五フッ化物のみが確認されている。

8原子のハロゲン間化合物[編集]

外部リンク[編集]

ハロゲン間化合物
フッ素 塩素 臭素 ヨウ素 アスタチン
フッ素 F2
塩素 ClF ClF3 ClF5 Cl2
臭素 BrF BrF3 BrF5 BrCl BrCl3 Br2
ヨウ素 IF IF3 IF5 IF7 ICl I2Cl6 IBr IBr3 I2
アスタチン AtCl  AtBr  AtI At2?