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ニシノオオアカウキクサ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ニシノオオアカウキクサ
分類
界 : 植物界 Plantae
門 : シダ植物門 Pteridophyta
綱 : シダ綱 Pteridopsida
目 : サンショウモ目 Salviniales
科 : アカウキクサ科 Azollaceae
属 : アカウキクサ属 Azolla
亜属 : オオアカウキクサ亜属 Subg. Azolla
節 : オオアカウキクサ節 Sect. Azolla
種 : ニシノオオアカウキクサ A. filiculoides
学名
Azolla filiculoides
Lam.[1][2]
シノニム
  • A. arbuscula Desv.
  • A. magellanica Willd.
  • A. squamosa Molina
和名
ニシノオオアカウキクサ
英名
water fern

ニシノオオアカウキクサ(Azolla filiculoides)[3]は、アカウキクサ科の水生シダ植物。アメリカやアジア、オーストラリアなどに分布する。

概要

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水面に浮遊するシダ植物の1種で、1個体の大きさは1-2cm程度で、よく分枝し、水中に根が垂れ下がっている。葉は赤色から緑色。無性生殖によって旺盛に繁殖し、短期間で湖面などを一面覆うこともある。葉の中にはアナベナという窒素固定能を持つ藍藻類が共生しており、大気中の窒素を固定し、栄養として利用している。冬期には植物体は枯死するが、水中に無性芽を形成し、それによって越冬している。

ヨーロッパのいくつかの地域では、本種の化石が地層から発見されている[4]。

分布

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アメリカ大陸に広く分布。またアイルランド[5]などのヨーロッパや、アジアやアフリカに持ち込まれている。中国などではすでに広く定着している[6]。

利害

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本種はアジアなどの各地に導入されており、水田で本種を繁殖させて、緑肥として利用されている。本種には窒素固定能があるため、安価な緑肥として利用することでイネの収量を増加させることなどが期待されている。しかし一方で、ヨーロッパやアフリカ、アジア、オーストラリア、ニュージーランドなどの各地に帰化植物として定着しており、侵略的外来種として扱われることもある。また、本種とアメリカオオアカウキクサ(Azolla cristata)の雑種であるアイオオアカウキクサなども知られている[7]。

ギャラリー

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脚注

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  1. ↑ In: Encyclopédie Méthodique, Botanique 1(1): 343. 1783. “Name - Azolla Lam.”. Tropicos. Saint Louis, Missouri: Missouri Botanical Garden. 2010年2月19日閲覧。 “Annotation: a sp. nov. reference for Azolla filiculoides
    Type Specimens Holotype: Azolla filiculoides”
  2. ↑ Hussner, A. (2006年). “NOBANIS -- Invasive Alien Species Fact Sheet -- Azolla filiculoides”. Online Database of the North European and Baltic Network on Invasive Alien Species. 2010年2月19日閲覧。
  3. ↑ 和名は種生物学会編(2010)による。
  4. ↑ Hyde et al. (1978)
  5. ↑ Hackney, P. (Ed) 1992. Stewart & Corry's Flora of the North-east of Ireland. Third Edition. Institute of Irish Studies & The Queen's University of Belfast. ISBN 0-85389-446-9(HB)
  6. ↑ Kannaiyan (2002) p.282
  7. ↑ 築地孝典・佐藤和彦・高橋和成(2011)「浮遊シダ植物の雑種アゾラにおけるアレロパシー作用」Naturalistae 15: pp.49-55.

参考文献

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