ナイト=ゴーント

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ナイト=ゴーント
ジャンル 学園ラブコメディ
小説
著者 篠山半太
イラスト 倦怠類
出版社 はやぶさ書房
レーベル はやぶさ書房
発売日 2016年12月2日
巻数 既刊1巻
テンプレート - ノート
プロジェクト ライトノベル

ナイト=ゴーント』は著者・篠山半太、イラスト・倦怠類ライトノベルはやぶさ書房よりAmazon Kindleにて発売されている。Kindle unlimited対象作品。第八回集英社スーパーダッシュ文庫小説新人賞最終選考作。

あらすじ[編集]

 人造戦鬼二号・的場佳奈子(まとば・かなこ)は改造人間である。佳奈子を茨木童子と融合させ、改造した731部隊は、人間と鬼を融合させた不老の『人造戦鬼』を実戦に投入する、悪の研究機関であった。佳奈子は満州国崩壊後、ソ連地上軍に勤務し、ソ連崩壊後はロシア地上軍にて中尉として予備役編入ののち、日本に復員。のち、東京都世田谷区にある共学校・『国立駒場高等学校』の三年生として、戦争で奪われた学生生活を謳歌していた。しかし、そんな佳奈子の日常に突如、嵐の気配が訪れる。都内各地で『未確認生命体』による無差別の食人行為が行われる中、佳奈子のもとに防衛省技術研究本部三等陸尉・杉原たかねから果たし状が送られてきたのだ。佳奈子は軍刀『恒正(つねまさ)』を手に、深夜の駒場野公園で杉原との一騎打ちに臨む。勝負は佳奈子に劣勢で、とどめを刺されそうになったまさにそのとき、目撃者が現れた。佳奈子の後輩である一年生の美少年・牧原潤(まきはら・じゅん)である。杉原は潤に致命傷を負わせ、現場を速やかに離脱する。戦いで傷ついた佳奈子は自らの血を潤に口づけで与え、人造戦鬼としての能力『遠隔衛生』で潤の命を守る。その結果、佳奈子と潤は傷が完治するまで、お互いに一定の距離から離れないようになってしまう。目黒区駒場の的場邸に保護された潤は、担任教師でもある佳奈子の兄、人造戦鬼三号・的場幹一郎(まとば・かんいちろう)教官から事情を説明され、深く謝意を表して的場邸での同居生活を受け入れる。しかし佳奈子は、美少年の潤が自分から物理的に離れられないことをこれ幸いと、性犯罪まがいのセクハラを潤に行い、重度のブラコンである潤の義理の姉・牧原美咲(まきはら・みさき)教官と女の戦いを繰り広げる。旧軍が関わった『未確認生命体』への討伐作戦を指揮する防衛省情報本部二等陸尉・繭川巴(まゆかわ・ともえ)。同じく事件を追う警視庁捜査一課の管理官、後藤田正義(ごとうだ・まさよし)。そして日本の怪異に対処する部署を持つ旧内務省の宗教法人、『神祇院』。様々な勢力が『未確認生命体』を追う中、佳奈子と潤は運命のいたずらに翻弄されることになる。

登場人物[編集]

牧原潤(まきはら・じゅん)
国立駒場高等学校の一年生。部活は写真文芸部。佳奈子より背も低く、声変わりもしていない女顔の美少年であり、そういった容姿にコンプレックスを抱いている。本作の主人公。佳奈子には事件の前から憧れを抱いており、惚れた弱みでいくらセクハラされても一切逆らえない。ただし貞操観念は古風で、婚前交渉だけは極度に恐れる。北海道札幌市出身。普通二輪免許を持っており、愛車はホンダ・ホーネット
的場佳奈子(まとば・かなこ)
国立駒場高等学校の三年生。ロシア地上軍予備中尉。潤を決闘に巻きこみ、そして人造戦鬼二号の特殊能力である『遠隔衛生』で潤を助けた張本人。軍刀の拵えである『恒正(つねまさ)』を愛刀にしている。ありとあらゆるセクハラを潤に行うが、潤が拒否しないため作中ではどんどんエスカレートする。平等院鳳凰堂に眠る茨木童子との融合に成功した素体(マルタ)。本作のメインヒロイン。
的場幹一郎(まとば・かんいちろう)
国立駒場高等学校英語科教官。ロシア地上軍予備中尉。厳しくも暖かく、妹である佳奈子と教え子である潤を見守る。平等院鳳凰堂に眠る大嶽丸と融合した、人造戦鬼三号。佳奈子の家事能力がゼロであるため、的場邸の管理を一手に担っている。
牧原美咲(まきはら・みさき)
国立駒場高等学校の、新任英語科教官。国立駒場高等学校のOG。潤の実の従姉であり、義理の姉。旧姓は樋口(ひぐち)。潤と同居しており、日常的に潤と添い寝を行うなど、救いがたいブラコンぶりを見せつける。潤を奪った佳奈子を敵視しており、また作中では潤に強烈なビンタを見舞っている。宮城県川崎町出身。
杉原たかね(すぎはら・たかね)
防衛省技術研究本部の三等陸尉。繭川巴二等陸尉が指揮する、臨時編成の討伐隊に所属。旧軍の『落とし子』を抹殺することを任務とし、茨木童子を討ち果たしたと伝えられる銘刀・『髭切(ひげきり)』を主な武器として扱う。作中で防衛省からリストラされ、最も立ち位置が変わる人物。とある事情により、貞操の危機に打ち震える潤に逆レイプを敢行しようとする。
繭川巴(まゆかわ・ともえ)
防衛省情報本部主任分析官。階級は二等陸尉。二十代のクールビューティー。『未確認生命体』の脅威を消滅させるためには、手段を選ばない女傑。自衛官の『品位を保つ義務』に違反し、『あまりに可愛かった』という理由で勤務中に制服で潤の唇を奪うなど、お茶目な面もある。東北大学出身。
後藤田正義(ごとうだ・まさよし)
警視庁刑事部捜査一課管理官。階級は警視。東京大学卒のキャリア組。繭川とは高校時代の同期。極端な官僚主義・学歴主義であり、警察の庁益のためには、警察に臨時出向した自衛官の部隊を平然と捨て駒にするなどの特異な行動が見られる。

書籍[編集]