デイル (DD-4)

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艦歴
発注
起工
進水 1900年7月24日
就役 1903年2月13日
退役 1919年7月9日
その後 1920年1月3日に売却
除籍
性能諸元
排水量 420トン
全長 250 ft (76.2 m)
全幅 23.7 ft (7.19 m)
吃水 6 ft 6 in (1.98 m)
機関
最大速 29ノット (54 km/h)
乗員 士官、兵員73名
兵装 3インチ砲2門、
18インチ魚雷発射管2門

デイル (USS Dale, DD-4) は、アメリカ海軍駆逐艦ベインブリッジ級駆逐艦の4番艦。艦名はリチャード・デイル代将に因む。その名を持つ艦としては2隻目。

艦歴[編集]

デイルはバージニア州リッチモンドのウィリアム・R・トリッグ社で起工、1900年7月24日にM・H・ウィルソンによって進水し、1902年10月24日に予備役のままハリー・E・ヤーネル大尉の指揮下バージニア州ノーフォークに牽引された。1903年2月13日にH・I・コーン大尉の指揮下就役した。

デイルは北大西洋艦隊に配属され、第1水雷小艦隊と共に大西洋岸を巡航し、メイン州沖で艦隊捜索訓練に参加、1903年8月17日にはニューヨーク州オイスター・ベイセオドア・ルーズベルト大統領の観閲を受けた。

バッファロー (USS Buffalo, AD-8) に率いられ第1水雷小艦隊は1903年12月12日にノーフォークを出航、地中海スエズ運河を経由してアジアステーションに向かった。1904年4月14日にフィリピンカヴィテに到着し、デイルはフィリピン近海と中国沿岸を巡航、1905年12月5日にカヴィテで予備役となった。1907年7月10日に再就役し、アジア艦隊と共に任務に就いた。デイルは日本、中国へ巡航し、小艦隊と共に模擬戦、艦隊演習を行った。またカヴィテで警戒任務に就き、郵便物と乗客を輸送した。

アメリカ合衆国第一次世界大戦に参戦すると、デイルは1917年6月30日から8月1日までマニラ湾入口をパトロールし、続いて10月20日にジブラルタルのアメリカ海軍偵察艦隊に加わった。デイルは終戦まで地中海東部で警戒および船団護衛を行った。デイルは1918年12月8日にジブラルタルを出航し、1919年1月12日にサウスカロライナ州チャールストンに到着した。その後フィラデルフィアで7月9日に退役し、1920年1月3日に売却された。

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