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テレフォンセックス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

テレフォンセックス(英:Phone_sex)とは、電話回線を介し、互いの会話や喘ぎ声などの「音声のみ」を用いて性的なコミュニケーションや疑似的な性行為を行う手段である[1]。また、身体的な接触を伴わないため、物理的な距離に関わらず性的な充足感や親密さを得られる[2]。

テレフォンクラブ

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商業的・風俗的なサービスとして急速に浸透したのが、1980年代半ばから1990年代にかけて全盛期を迎えた「テレフォンクラブ(テレクラ)」である。男性客は個室で待機し、入会金や利用料(時間制)を支払って外部からかかってくる女性からの電話を待つ構造であった。

女性側は無料で利用できるケースが多く、電話口での会話を通じて性的なシミュレーションを楽しんだり、あるいはその後の「出会い(直接会うこと)」への手段として利用された。

音声メディアとしての心理的特徴

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利用者は相手の声のトーン、吐息、語りかけられる言葉などから想像力を膨らませ、直接触れ合っているかのような高い疑似体験を得る。

なお、視覚情報が制限されることで、没入感が高まる心理的効果も特徴の一つとされる。

メリット

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  • 顔を見せないので、プライバシーが保てる。
  • 物理的な接触を一切伴わないため、性感染症や望まぬ妊娠などの心配がない。
  • 事前準備が必要なく、思い立った時にすぐ始められる。
  • 普段恥ずかしくて言えないマニアックな要望やシチュエーションを表現しやすい。
  • 遠距離や外出困難でも利用・実施できる。

デメリット

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  • 電話料金に注意する必要がある。
  • 相手が身分を偽っている可能性がある。
  • 表現力がないと、会話が盛り上がらず消化不良に終わる。
  • 意図しない相手へ誤って発信・接続してしまうセキュリティ上の危険性がある。
  • 直接的な接触や愛撫がないため、満足感が得られにくい。
  • 通信エラー、通話の途切れ、ノイズなどが入ると、一気に集中力が途切れて雰囲気が台無しになる。

現在

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スマートフォンや動画配信、SNSの普及に伴い、「裏アカ」や専用の音声共有アプリなど、媒体やプラットフォームを変えて多様な形で継承されている。

題材とした作品

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脚注

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  1. ↑ 松本敬子、徳永由紀子、阿南澄香、東田美穂、新本律子、兵藤美樹、竹尾洋子「電話相談における青少年の性に関する問題」『熊本大学教育実践研究』第11巻、熊本大学教育学部附属教育実践研究指導センター、1994年2月、15-22頁、CRID 1050282812906418816、hdl:2298/20702。
  2. ↑ 『メディアの性に関する情報が若年者に与える影響 : テレクラおよび性風俗に関する研究』(PDF)(レポート)国立保健医療科学院、厚生労働省〈「厚生省心身障害研究報告書」平成8年度〉。

参考文献

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関連項目

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外部リンク

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  • FTC 900-Number Rules - The Federal Trade Commission's comments on the FCC's "rules designed to curb abusive practices in the pay-per-call industry"