チラウン

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チラウン赤老温Chila'un、生没年不詳)は、モンゴル帝国初期の武将。四駿の1人。スルドス氏出身のソルカン・シラの子。兄のチンベ(沉白、 Chimbai)とともに知られていた。

経歴[編集]

父とともにタイチウト氏の家人であったが、タイチウト部に捕えられていたテムジン(後のチンギス・カン)が逃亡した時に父とともにこれを助けた。後にタイチウト部がテムジンに敗れると、これに仕えた。その後はタイチウトの首長のタルグタイ・キリルトクを討ち取る功績を挙げた[1]

以降もナイマン部との戦いなどで活躍し、モンゴル帝国成立後、父ソルカン・シラが千戸長となり、彼は父や兄とともにダルハンの特権を得た。ソルカン・シラが没すると千戸長の地位を継承した。その後もチンギス・カンとの戦いにつき従ったが、早い時期に亡くなったらしく『元史』には列伝が立てられていない(『新元史』には存在する)。

脚注[編集]

  1. ^ C.M.ドーソン『モンゴル帝国史』1巻、52頁

参考文献[編集]

  • 井ノ崎隆興「チラウン」『アジア歴史事典 6』(平凡社、1984年)
  • 『ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典4』(TBSブリタニカ、1988年)