ダイソン・ツリー

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ダイソン・ツリー(Dyson tree)は彗星上で成長することのできる木のような仮説上の遺伝子組み換え植物。物理学者のフリーマン・ダイソンにより提案された。彼はこのような植物により、空っぽの宇宙空間の中でも、彗星(または植物自身)の中で太陽エネルギーと彗星の資源を利用して呼吸に適した大気を生産できる、それにより外部太陽系人類の自給自足の居住地を提供できる、と提案している。

ダイソン・ツリーは彗星核から何本かの主要な幹が外に生えている構造で、次第に絡み合う枝と葉が広がっていき、最終的には直径十数kmもの球形の構造となると考えられている。

実現や存在の可能性を完全には否定できないが、低温かつ低重力環境の彗星核で生育する植物をいかに人工的に創りだすのかという大きな課題もあり、現在のところはSFの領域に留まる想像上の存在となっている。

関連項目[編集]

  • ダイソン球
  • 小説「インテグラル・ツリー」(ラリー・ニーヴン、ハヤカワ文庫SF) - 直接にダイソン・ツリーを扱っているわけではないが、空間上で浮遊して成長する巨木、インテグラル・ツリーが重要な舞台となっている。
  • Orion's Arm
  • Eufloria - ダイソン・ツリーによる戦略シミュレーションゲーム。

外部リンク[編集]