ソユーズ R-79V-300

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R79V-300(内部名称:製品79)は、AMNTK Soyuzで開発されたアフターバーナーおよび推力偏向制御を備えたターボファンエンジン。Yak-141垂直離着陸試作機で、浮上推進エンジンとして使用される。水平方向と垂直方向の両方のモードでアフターバーナーを使用できる世界初のエンジンである。26基が生産された[1]

開発[編集]

アフターバーナーと軸対称の2軸式のエンジンは、モジュール構造で以下の要素で構成される。

  • 給気口
  • 低圧圧縮機(5段)
  • 高圧圧縮機(6段)
  • 燃焼室
  • 冷却ブレードを備えた低圧および高圧タービン(各1段)
  • アフターバーナー
  • 調節可能な臨界断面積を持つ軸対称旋回ノズル

高圧圧縮機と低圧圧縮機はそれぞれ反対方向に回転する。圧縮機は力学的安定性が向上、および主燃焼室内の旋回流燃焼器。回転ノズルは、少なくとも1500回の推力偏向に耐える。

搭載機[編集]

エンジンはYak-141の試作機に搭載された。最初の試作機には、最大推力15000 kgfまでのエンジンが搭載された(飛行実験機Tu-16LLでの試験にも同じエンジンが使用された)。飛行試験を目的とした2番目と3番目の試作機(製品48-2と48-3)では、エンジンはすでに最大推力15,500 kgfで使用されていた。

派生機種[編集]

諸元[編集]

R79V-300
全長 4780mm[3]
外径 1390㎜[3]
重量 1850 kg[3]
タービン数(高圧/低圧) 6 / 5
バイパス比 0.81
燃料消費量 0.66kg / kgf・h
推力 10977kgf[4][5]
離陸時推力 14000kgf[4][5][6]
アフターバーナー使用時の推力 15500kgf[3][4][5][6]
圧縮比 22:1 [3]

脚注[編集]

  1. ^ Як-141 на сайте airwar.ru. オリジナルの2012-04-11時点によるアーカイブ。. https://www.webcitation.org/66qsOKrIc?url=http://airwar.ru/enc/fighter/yak141.html 2011年6月21日閲覧。. 
  2. ^ Р134-300 на официальном сайте АМНТК «Союз». オリジナルの2012-04-11時点によるアーカイブ。. https://www.webcitation.org/66qsNeMa4?url=http://www.amntksoyuz.ru/engines/airengines/last/#r134-300 2011年6月20日閲覧。. 
  3. ^ a b c d e Р79В-300 на официальном сайте АМНТК «Союз». オリジナルの2012-01-23時点によるアーカイブ。. https://www.webcitation.org/64u9EWhFX?url=http://www.amntksoyuz.ru/engines/airengines/history/#r79v-300 2011年6月20日閲覧。. 
  4. ^ a b c При Н=0, V=0, Тн=+15°С
  5. ^ a b c Р79В-300 на сайте airwar.ru. オリジナルの2012-01-23時点によるアーカイブ。. https://www.webcitation.org/64u9FwiRL?url=http://www.airwar.ru/enc/engines/r79.html 2011年6月20日閲覧。. 
  6. ^ a b Берне Л. Як-141 — сверхзвуковая «вертикалка» (ru) // Крылья Родины. — М.: 1994. — № 5. — С. 1-2. — ISSN 0130-2701.

関連項目[編集]

外部リンク[編集]