ソフィー・マルソーの愛人

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ソフィー・マルソーの愛人〈ラマン〉
Je Reste !
監督 ディアーヌ・キュリスフランス語版
脚本 フロランス・カンタンフランス語版
製作 アラン・テルジアンフランス語版
出演者 ソフィー・マルソー
ヴァンサン・ペレーズ
シャルル・ベルラン
音楽 パオロ・ブォンヴィーノフランス語版
編集 フランシーヌ・サンベールフランス語版
配給 フランスの旗 Pathé Distribution
公開 フランスの旗 2003年10月1日
日本の旗 劇場未公開
上映時間 102分
製作国 フランスの旗 フランス
言語 フランス語
製作費 1043万[1]
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ソフィー・マルソーの愛人〈ラマン〉』(そふぃー・まるそーのらまん[2]、原題: Je Reste !)は、ディアーヌ・キュリスフランス語版監督による2003年のフランスの映画ソフィー・マルソー主演のラブコメディ。

日本では劇場未公開で、DVDがアット エンタテインメントから発売されている。

あらすじ[編集]

パリ8区の豪華なアパルトマンに住むデルピール家。夫ベルトランは出世欲むき出しで亭主関白の土木会社社員、ブラジル出張[3] も多い。ジャック・ブレルを大音量で聞くのがお気に入り。肉は子羊、ワインはボルドーと決めている。週末は、社長へのおべっかではじめた自転車の練習。

妻マリ=ドー。息子のジェロームがまだ幼いことを理由に、働きに出ることを拒否され、単調な日々を送る。週末は夫の自転車練習のサポートに費やされる。

ある昼間、映画館でモノクロ映画[4] を見ているときにマリ=ドーは脚本家のアントワーヌと知り合う。アントワーヌは鬱積を察し、マリ=ドーを後押しする。ベルトランに10年来の不満をたたきつけ、アパルトマンから出ていけ[5]、離婚する、といって自転車と夫を峠[6] に置き去りにするという、本人も驚きの過激な挙に出た。

追い出されたベルトランだが、アントワーヌと寝室で鉢合わせしてもへこたれず、息子の算数[7] をみてやり、自転車の練習もあるからと、すぐ近くの空室を妻の両親から借り、毎日通ってきている。家政婦のジュヌヴィエーヴもベルトランに食事を作っている。

アントワーヌのもとに乗り込んだベルトランは、執筆中の脚本Je reste !に我が夫婦のことが書かれているのを知り、マリ=ドーに対して共犯関係を結ぶ。「俺達の物語で、俺は悪役なのか?」「初めはいやな奴だが、愛すべき人物だよ」。夫と愛人の友情もでき、2人で自転車の練習をはじめるが、マリ=ドーにばれてしまう。この物語はハッピー・エンドなのか? アントワーヌの筋書きでは映画のように3人で暮らすことになるのだが、マリ=ドーにはネットで成功した恋人ジョンが出来ていた。4人の男と女が揃った。「これは僕の物語だ」といってベルトランは自転車を池に投げ込み、マリ=ドーに愛を改めて告白する。ジョンに別れを告げ、元の鞘。「こんな結末、変えてやる」と脚本家。「変えちゃだめ、そのまま」« Je reste ! »とマリ=ドー。

出演[編集]

〔〕内は日本語吹き替え

製作スタッフ[編集]

題名[編集]

原題Je reste !は「私は残る」「私は留まる」の意。英題は直訳I'm staying!である。また、Je reste !はアントワーヌが執筆している脚本の題名でもあり、マリ=ドーが最後にいう台詞でもある。邦題の「愛人」から想像される官能的なテーマは描かれていない[8]

映画祭出品[編集]

  • フランス映画祭(アテネ、2004)
  • キエフ (Molodist) 国際映画祭 (2004)
  • シンガポールフランス映画祭 (2004)
  • フランス映画・ランデブー(パリ、2004):最近の作品
  • フランス映画祭(ブダペスト、2004)
  • フランス映画のパノラマ(中国、2004)

評・インタビュー[編集]

脚注[編集]

  1. ^ Fiche technique du film (Je Reste !)
  2. ^ 『ソフィー・マルソーの愛人〈ラマン〉』という表記もされる。ラマン"l'amant"は「愛人」を意味し、ここではルビと見做した。
  3. ^ ベルトランの担当する橋がある。会社は台湾、シンガポールにも現場を持っている。
  4. ^ 新藤兼人の『裸の島
  5. ^ アパルトマンはマリ=ドーが祖母から相続したものであるため、出ていくのはベルトランの側になる。
  6. ^ 自転車競技で知られたエズ峠。仏語版参照。BiFiのあらすじによれば家から800km離れている。
  7. ^ 「3本の直線で囲まれた図形は?」と出題している。
  8. ^ 狭義のベッドシーンはベルトランが出張先のブラジルで客室乗務員と浮気する場面のみ。

外部リンク[編集]