スベスベノコギリエイ

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スベスベノコギリエイ
保全状況評価
CRITICALLY ENDANGERED
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
: 軟骨魚綱 Chondrichthyes
: ノコギリエイ目 Rhinopristiformes
: ノコギリエイ科 Pristidae
: スベスベノコギリエイ属 Anoxypristis
E.I. White and Moy-Thomas, 1941
: スベスベノコギリエイ
A. cuspidata
学名
Anoxypristis cuspidata
(Latham, 1794)
シノニム

Pristis cuspidatus

スベスベノコギリエイ(英:The narrow sawfish (Anoxypristis cuspidata), 別名pointed sawfishknifetooth sawfishともいう。)は、ノコギリエイの一種。

Anoxypristis属は単型で、元々幾つかの種が含まれていたが絶滅した。[1] 大きさ3.5 m (11 ft).[2]

解説[編集]

2014年撮影。

漁業や水族館展示のため捕獲されるほか、開発、食用などにより個体が減少し、絶滅危惧種で、西オーストラリア州クイーンズランド州ではスベスベノコギリエイを持ち込むことは禁止されている。最大3.5 mだが、これ以上大きい個体もいるのではないかという説もある。吻の歯は細く、25個ついている。吻はシャベルのように掘ることができるほか、獲物を攻撃することができる。背側は灰色で、鰭は淡い灰色をしている。主にインド太平洋に分布しているが、ペルシア湾日本南部などでも見られる。胎生で発情期は地域により異なる他、繁殖行動が未知である。気性は荒くはないが網にかかったり攻撃されると吻を振り回して攻撃する。主に小魚無脊椎動物を捕食する。[2]

脚注[編集]

  1. ^ Endangered and Threatened Wildlife and Plants; Final Endangered Listing of Five Species of Sawfish Under the Endangered Species Act”. Federal Register (2014年12月12日). 2020年4月19日閲覧。
  2. ^ a b Anoxypristis cuspidata” (英語). Florida Museum (2017年5月10日). 2020年4月19日閲覧。

参考文献[編集]

外部リンク[編集]