ストレンジ物質

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ストレンジ物質(ストレンジぶっしつ)は、ストレンジクォークからなる異種原子の一種。中性子星の内部に存在するという説がある。この仮説によれば、中性子星の中心付近ではクォークの結合が解放されてクォークが裸の状態で存在しており(クォーク星)、その圧力が高まっていくと、クォークはストレンジクォークに変化し、ストレンジクォークが集まるとストレンジ物質になるという。ストレンジ物質に触れたものは全てストレンジ物質に変化すると考えられている。中性子星同士の衝突などによりストレンジ物質の破片が放出されたものがストレンジレットである[1]

脚注[編集]