スチールドラゴン2000

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スチールドラゴン2000
ファーストドロップを落下中のスチールドラゴン2000
所在地 ナガシマスパーランド
座標 北緯35度01分52秒 東経136度43分48秒 / 北緯35.031156度 東経136.730078度 / 35.031156; 136.730078座標: 北緯35度01分52秒 東経136度43分48秒 / 北緯35.031156度 東経136.730078度 / 35.031156; 136.730078
状態 営業中
開業 2000年8月1日 (2000-08-01)
建築費 5200万アメリカ合衆国ドル
種別 鉄製
製作 D. H. Morgan Manufacturing
デザイナー Steve Okamoto
軌道 Out and Back
リフト 巻き上げ式(チェーン2つ)
最高部高度 97.01 m (318.3 ft)
最大落差 93.51 m (306.8 ft)
コース全長 2,478.9 m (8,133 ft)
最高速度 153 km/h (95 mph)
回転 0
所要時間 約3分30秒
最大傾斜角 68°
身長制限 140–185 cm (4 ft 7 in–6 ft 1 in)
列車 7両編成3車両。乗客は1両12人定員の列車で2列2席に乗車。
2代目の車両の設計・製造 Bolliger and Mabillard
スチールドラゴン2000 - RCDB
スチールドラゴン2000の画像 - RCDB

スチールドラゴン2000(スチールドラゴンにせん、Steel Dragon 2000)は、三重県桑名市長島町にある遊園地ナガシマスパーランドにあるローラーコースターのひとつ。2000年8月1日開業。4大ジェットコースターのひとつ。

概要[編集]

  • 開業当初、最高部高度、最大落差、最高速度、全長の4項目でギネスに認定された大型ローラーコースター。現在は全長のみ世界一だが、巻き上げ式のローラーコースターとしては2015年までは世界一だった。名称は、辰年(2000年)に開業した事に由来する。現在は2つの日本一と1つの世界一を持っている。
  • 2013年3月15日に車両がリニューアルされた(後述)。それ以降は広告などで「新・スチールドラゴンNEW STEEL DRAGON)」と表記されている。
  • 新車両が登場してからのキャッチコピーは、「忘れられない あの日の興奮」「スリルまるだし。」「剥きだしの、スリル。」「本能、むき出し。」など。

コース概要[編集]

ファーストドロップ
最高部高度97mから68度の角度で93.5mの落差を一気にほぼ垂直落下する。最下点では最高速度153km/hに達する。
セカンドドロップ
高さ77mの大きなキャメルバック
サードドロップ
高さ64mから落下する。ファースト・セカンドと異なり、右斜めに落下していく。
8の字旋回
速度を保った状態で大きく旋回する。
連続キャメルバック
小さなコブを上下に揺られながら通過していく。通過中は浮遊感が連続する。途中2ヶ所トンネルがある。最初のトンネルを通過した後にカメラが設置されており、乗車中の写真撮影が行われる。

車両[編集]

開業当初の車両はスタンダードなボックス型で、1両6人乗りの車両が6両連結された計36人乗り。カラーはイエロー、ブルー、シルバーの3色。2007年には中日ドラゴンズ日本シリーズで優勝した為、その記念の車両(オレンジ)が追加され、"スチールドラゴンズ2000"という名称で運行された。同車両の先頭には日本一の記念ロゴがラッピングされていた。2012年12月9日をもって終了した。

2013年3月15日にリニューアルされた車両は、1両4人乗りの車両が7両連結された計28人乗り。カラーはレッド、イエロー、ブラックの3色。基本的には2編成で周している。 最大の特徴はシャーシの上に1人掛けのバケットシートを置いただけの囲いがない座席で、座ると足が浮いた状態になる。この車両の特徴から、ホームページには青字で「脚がブラブラ絶叫度200%~♪」と書かれている。

事故[編集]

  • 2003年8月23日、走行中の車両から車輪88個のうち半分に相当する44個が落下し、乗客1名とコース下のプールサイドにいた客1名が重傷となる事故が発生した。事故発生から終日運営休止となり、以降営業休止の状態が続いていた。事故1ヶ月前の定期点検の際に請け負い業者が車輪の部品を不要な部分にまで取り付けていたことが原因と見られている。2006年8月12日より試運転を重ね、同年9月3日より営業を再開した。
  • 2023年9月18日午前11時50分頃、上昇中に高さ97メートルの頂上付近で緊急停止した。約10分後に運転を再開し、ホームに戻った。乗客23人にけが人や体調不良を訴える人はいなかった。落雷による停電が原因とみられる[1]

その後、運転再開済み。

脚注[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]