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スタニスラフ・チェチェク

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
スタニスラフ・チェチェク
Stanislav Čeček
生誕 1886年11月13日
オーストリア=ハンガリー帝国の旗 オーストリア=ハンガリー帝国、リスノ
死没 (1930-05-29) 1930年5月29日(43歳没)
チェコスロバキアの旗 チェコスロバキア
所属組織 オーストリア=ハンガリー帝国陸軍英語版
チェコスロバキア陸軍チェコ語版
軍歴 1914 - 1930
最終階級 中将
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スタニスラフ・チェチェク(Stanislav Čeček,1886年11月13日[1] - 1930年5月29日)は、オーストリア=ハンガリー帝国チェコスロバキアの軍人。

チェコ軍団ペンザ・グループの指揮官を務め、帰国後は陸軍副参謀長などを歴任。最終階級は中将

生涯

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中央ボヘミア州ベネショフ郡英語版リスノ出身。 当初、オーストリア=ハンガリー帝国陸軍で第一次世界大戦に従軍し、その後ロシア軍に投降した。1916年末~1917年ウクライナに滞在。

1918年5月20日チェリャビンスクのチェコ軍団代表会議に出席し、分散した各グループの行動の調整、現地白軍組織との関係樹立のために3人から成る軍事会議に加わった。5月28日、ペンザボリシェヴィキに対して反乱を起こし、スィズラニに進軍した。6月8日、中尉としてサマラのソビエト権力の打倒に参加し、白軍によるサマラの統治と東方での攻勢の必要性を表明した。その後、大尉に昇進し、チェコ軍団の援助によりウファが奪取された。7月初め、サマラに戻り、大佐として第1チェコスロバキア師団長となった。チェチェクの指揮の下、7月6日、ペンザ・グループはチェリャビンスク・グループと合流した。 この間、ヅヴォロフの戦い英語版(1912年7月1日~2日)、バーフマチの戦い英語版(1918年3月8日~13日)を指揮[2]シンビルスクで白軍運動を組織し、チェコ軍団最大のペンザ・グループ(第1、第4狙撃連隊、第1予備連隊、第1砲兵旅団、工兵中隊。8千人)の司令官となり、セルドブスク-バラシェフ-ペンザ地区に展開した。7月17日、人民軍全軍とオレンブルク及びウラル・コサック軍の動因部隊の総司令官に任命。7月中旬からヴォルガ戦線司令官、8月30日から1919年1月まで人民軍司令官。チェチェクに指揮下に作戦本部(ヴォルガ戦線司令官本部)が設置された。カザンの奪取問題に関して、増援を待つことを主張したため、カペリと仲違いし、また、人民軍のロシア指導部とも緊張関係となった。

1918年9月、少将に昇任し、1920年まで在シベリア・チェコ国家会議の指導者となった。10月、ウラジオストクに到着。この頃までに、チェコ軍団将兵は、戦いに倦み、祖国への帰還を願い始め、チェチェクの影響力は低下し始めた。1919年1月~1920年9月、在シベリア・チェコスロバキア軍集団司令官。1920年9月、チェコスロバキアに帰国。 12月より翌年10月まで陸軍副参謀長を務めたのち、フランスサン・シール陸軍士官学校に留学。1923年卒業。

帰国後は国防省英語版航空部長に就任。またプラハでトマーシュ・マサリクのボランティア団体の設立に携わった。1924年10月、中将に昇任、大統領府軍事部長に就任した。1929年、チェスケー・ブジェヨヴィツェを管轄する第5師団長に就任。空港チェコ語版の建設を計画するなど同市の発展に寄与したが、ロシアでの古傷が悪化し1930年5月29日死去。享年43。

脚注

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  1. ^ Matriční záznam o narození a křtu
  2. ^ BARTOŠ, Josef; KOVÁŘOVÁ, Stanislava; TRAPL, Miloš. Osobnosti českých dějin. Olomouc : ALDA, 1995. ISBN 80-85600-39-0. Kapitola Čeček Stanislav, s. 46.

参考文献

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  • BARTOŠ, Josef; KOVÁŘOVÁ, Stanislava; TRAPL, Miloš. Osobnosti českých dějin. Olomouc : ALDA, 1995. ISBN 80-85600-39-0.
  • FIDLER, Jiří. Generálové legionáři. Brno : Books, 1999. 360 s. ISBN 80-7242-043-7.
  • FIDLER, Jiří. Na čele armády. Náčelníci Hlavního štábu branné moci 1919-1939. [s.l.] : Naše vojsko, 2005. 132 s. ISBN 80-206-0756-0.
  • NERAD, Filip. Generál Čeček v ruských legiích. Historický obzor, 2001, 12 (5/6), s. 127–131. ISSN 1210-6097.
  • PRECLÍK, Vratislav: T.G. Masaryk a jeho legionáři, in ČAS, časopis Masarykova demokratického hnutí, číslo 97, s. 4–8, ročník XX., leden-březen 2012, ISSN 1210-1648.
  • TOMEŠ, Josef, a kol. Český biografický slovník XX. století : I. díl : A–J. Praha ; Litomyšl : Paseka ; Petr Meissner, 1999. 634 s. ISBN 80-7185-245-7. S. 187.
  • VOŠAHLÍKOVÁ, Pavla, a kol. Biografický slovník českých zemí : 10. sešit : Č–Čerma. Praha : Libri, 2008. 503–606 s. ISBN 978-80-7277-367-1. S. 545.