スケッチ
スケッチ (sketch) は、人物や風景などを大まかに描写すること。写生(しゃせい)、粗描・素描(そびょう)とも言う。また、画稿ともいい、肉筆画の一種である。
概要[編集]
絵画における基本的な作業で、美術の訓練としても行われる。主に鉛筆を使用し、スケッチブックに描き留める。彩色を行う場合もあり、スケッチしたものを、水彩や油彩、版画の作品に仕上げることもある。
特に、簡単にスケッチすることをラフスケッチ、 アイデア、造形案などの検討で、そして他者とのコミュニケーション用のスケッチをアイデアスケッチ[1][2]、 素早くより簡潔に描写することをクロッキーと言う。
スケッチは通常作品を完成作品としてまだ意図されていない場合にすぐに実行できる手描きの描写、後で使用するためのアイデアを記録する方法でもある。建築家のスケッチは主に、図面完成作業が高価で時間がかかる場合、完成作業の前にさまざまなアイデアを試し構成を検討作成する方法として役立つ。
たとえば、建築スケッチは一種のダイアグラムである[3]。これらのスケッチはメタファーのように設計を補助支援するコミュニケーション手段として建築家によって活用されている。このツールは設計者の仮想・仮の設計において解決属性を抽象化し、その複雑なパターンを要約して設計プロセスを強化するのにも役立つ[3]。
ギャラリー[編集]
- Subjects, styles and media
乗馬記念碑のためのセピアのスケッチ3本、レオナルド・ダ・ヴィンチ 1508-10
パレード用ヘルメット、ミケランジェロのスケッチ, 1500年代
歩行を赤ちゃんに教える2人の女性をインクで描いたスケッチ、カレル・ファブリティウス, 1640年代
The Pasha, ジャン・オノレ・フラゴナールによるインクスケッチ、1700年代後半
カミーユ・コローによる鉛筆の風景のスケッチ、1870
ル・ブション, エドゥアール・マネによるブラシとインクスケッチ、1878
「Nocturene-Battersea Bridge」のパステルスケッチ、ウィスラー、1872
「ボートを漕ぐ女の子」鉛筆、インク、水彩画、ピエール=オーギュスト・ルノワール、1870年代
ウォッシュ法を使ったブラシとインクの風景スケッチ、ポール・セザンヌ、(1888〜90)
海で編む少女、鉛筆と水彩画 テオ・ファン・ドゥースブルフ、1918年