スウェーデン国鉄T44形ディーゼル機関車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
T44形ディーゼル機関車
Green Cargo T44 locomotive in Tornio Sep2008.jpg
基本情報
運用者 グリーン・カーゴ
製造所 NOHABKVAB
車両番号 259 - 283、314 - 323、329 - 416
製造年 1968年 - 1987年
製造数 123両
主要諸元
軸配置 Bo'Bo'
軌間 1,435 mm
長さ 15,400 mm
機関車重量 76 t
車輪径 1,030 mm
動力伝達方式 電気式
機関 GM製12-645E型(T44形)
MTU製R43型(Td形)
最高速度 100 km/h
出力 1,235 kW(T44形)
1,350 kW(Td形)
引張力 220 kN
テンプレートを表示

スウェーデン国鉄T44形ディーゼル機関車は、スウェーデン国鉄(当時、SJ : Statens Järnvägar)が開発した電気式ディーゼル機関車である。

本項では本系列を更新したTd形についても記述する。

概要[編集]

本線における列車の牽引から、操車場における車両入換用までを兼ね備えた車両としてT43形をベースに設計され、1968年から1987年に製造された。

2001年の国鉄分割民営化時には、新設された貨物会社(グリーン・カーゴAB)に引き継がれた。

機能[編集]

車体は日本国鉄DE10形に似たセミ・センターキャブ式箱形車体で、長い側のボンネットは見通しを良くすために切取を設けてある。従来の塗装は黒とオレンジ色であるが、グリーン・カーゴ所属のものは青色や緑色などカラフルな色合いである。

エンジンゼネラルモーターズV型12気筒2ストロークディーゼルエンジンを採用、これで発電機を作動させて出力された電流をモーターに入力して走る仕組みである。一部はラジコンのように無線で操縦できるように改造されており、操車場で使用されている。

運用と現況[編集]

登場当初から貨物列車の牽引を中心に運用され、旅客列車の牽引は少なかった。1990年代には一部車両が地域交通会社に売却されたほか、ローカル線で運用されていたT43形を置き換えた。現在も貨物列車の牽引と貨車の入替を主体として運用されている。

2007年、グリーン・カーゴは所属するT44形のうち100両を対象に15年程度の延命を目的とした更新工事を行うと発表した。工事はデンマークラナースにあるボンバルディア・トランスポーテーションの工場で行われ、同社の展開する機関車のブランドTRAXXの技術が生かされる。この工事でエンジンはMTUV型12気筒4ストローク機関[1]に交換され二酸化炭素の排出量を20 - 75%減少させることが出来るという。また、外装にも手が加えられ、工事を行った車両はTd形に形式変更される。

輸出仕様[編集]

ノルウェー国鉄イスラエルにほぼ同型機が輸出されている。

関連項目[編集]

脚注[編集]

[ヘルプ]

外部リンク[編集]