ジョー、満月の島へ行く

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ジョー、満月の島へ行く
Joe Versus the Volcano
監督 ジョン・パトリック・シャンリィ
脚本 ジョン・パトリック・シャンリィ
製作 テリー・シュワルツ
製作総指揮 スティーヴン・スピルバーグ
キャスリーン・ケネディ
フランク・マーシャル
出演者 トム・ハンクス
メグ・ライアン
ロイド・ブリッジス
音楽 ジョルジュ・ドルリュー
撮影 スティーヴン・ゴールドブラット
編集 リチャード・ハルシー
ケネス・ワンバーグ
配給 ワーナー・ブラザース
公開 アメリカ合衆国の旗 1990年3月9日
日本の旗 1991年11月1日
上映時間 102分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
テンプレートを表示

ジョー、満月の島へ行く』(Joe Versus the Volcano)は、1990年に製作されたトム・ハンクス主演のコメディ映画

概要[編集]

人気スタートム・ハンクスと、コメディエンヌのメグ・ライアンの2人の共演第1作目。スティーヴン・スピルバーグが製作総指揮をつとめており、メグ・ライアンは1人3役をこなしている。トム・ハンクスが主演だが、日本では劇場未公開に終わり、ビデオ発売でお目見えした。

あらすじ[編集]

とある工業地帯にある会社で働くしがないサラリーマンのジョー・バンクス(トム・ハンクス)。ある日、体の不調を訴えて会社の昼休みに病院へ行ってみると、エリソン医師(ロバート・スタック)から脳に雲がかかっていると診断され、余命半年と告げられる。ヤケになったジョーは、会社に戻ると自分をどやす上司のワトゥーリ(ダン・ヘダヤ)を一喝。以前から気になっていた同僚のディーディー(メグ・ライアン)を食事に誘い、会社を辞めるとワトゥーリに告げ、その場を後にする。その夜、ディーディーとの食事はうまくいき、家に帰ったジョーは自分があと少しで死ぬことをディーディーに告げる。それに聞いて驚いたディーディーは逃げるようにジョーの家から去っていった。

翌朝、ウクレレを弾きながら黄昏ているジョーの家にグレイナモアと名乗る男(ロイド・ブリッジス)が現れる。グレイナモアは自分が大企業の社長であることを告げると、ジョーにひとつの頼みごとをする。何でも会社で生産する製品の原料である“レアメタル”が存在する南の島で、原料と交換にジョーにその島の火山の生贄になってほしいと言うのだ。余命もあと半年ということで、ジョーはそんなグレイナモアの申し出を引き受けてしまう。それに気を良くしたグレイナモアは自分名義のクレジットカードをジョーに渡すと、カリフォルニアへ渡るようジョーに指示する。翌日、ニューヨークで山ほど買い物を済ませたジョーは、いざカリフォルニアへ。空港へ着くと、到着ゲートにグレイナモアの娘であるアンジェリカ(メグ・ライアン)の姿があった。冷たい感じの風貌で、何も教えられないままジョーの面倒をまかされたことに愚痴るアンジェリカだったが、次第にジョーの人柄に心を開いていく。その後、アンジェリカからグレイナモアのもう一人の娘パトリシア(メグ・ライアン)に引き継がれたジョーは、いざ南の島へ向け、クルーと共に大海原へ旅立つのだった。

キャスト[編集]

※括弧内は日本語吹替

サラリーマン。元消防士[1]。医療工業系の会社の宣伝部に勤める。余命半年と宣告され、人生に絶望していたがグレイナモアからクレジットカードを自由に使っていいのを条件に生贄になることを決める。
ジョーの同僚。ジョーに思いを寄せられている。
  • アンジェリカ - メグ・ライアン(高島雅羅)
グレイナモアの娘。クールだが面倒見は良い。
  • パトリシア - メグ・ライアン(高島雅羅)
グレイナモアの娘。ジョーと共に島に行く。
伝導体メーターの社長。
医師。
運転手を引き受ける。
ジョーの上司。

スタッフ[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 怪我で辞めた。

外部リンク[編集]