ジャン=ジャック シュミット
ジャン=ジャック シュミット Jean-Jacques Schmid | |
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生誕 |
1977年6月16日(47歳) スイス、ベルン |
職業 | ピアニスト |
ジャン=ジャック・シュミット(Jean-Jacques Schmid、1977年6月16日 - )は、ベルン生まれのクラシック音楽のピアニスト。
経歴
[編集]1977年、スイスの首都・ベルンに生まれ、8歳よりピアノを始める。
ベルン音楽学校(現在のベルン芸術大学)にて、トマシュ・ヘルブート(Tomasz Herbut)に師事し、コンサート・ディプロム課程を首席で卒業。 その後、アムステルダム音楽院を経て、ジュネーヴ音楽院のソリスト・ディプロム(大学院課程)に入学。
世界的に有名なフランス人ピアニストであるドミニク・メルレに師事し、最優秀賞を受賞して 2004年に同学院を卒業。 レパートリーは、80を越えるコンサート・プログラムと、40曲のピアノ協奏曲がある。 特にフランツ・リストと現代音楽を好んで演奏するが、実際のレパートリーは、バッハから現代音楽までと多岐にわたっている。スイス国内に留まらず、ヨーロッパ諸国やアメリカでも演奏活動を行う。
近年では、19世紀及び20世紀の希な作曲家の超技巧作品を多く取り入れており、直近ではアドルフ・ヘンゼルトのピアノコンチェルト作品19番を演奏。 その他にも、チャールズ・アイヴズのコンコード・ソナタ、ジェルジュ・リゲティの練習曲、ニコライ・カプースチンの練習曲とピアノ・ソナタ2番をはじめ、ジェフスキー、モシェレス、フンメル、クラム、アルカン、ソラブジ、シェーンベルグ、シュトックハウゼン、ブーレーズなどが挙げられる。 録音は2013年現在で15枚。またムソルグスキーの「展覧会の絵」や、シベリウスの「フィンランディア」などの編曲作品群に関して、その編曲に更に独自の編曲を加えている。
音楽活動以外では、チェスとその歴史の専門家であり、ウンベルト・エーコ、ジェームス・ジョイス、先代教皇であるベネディクト16世、そしてスイスの作家であるフリードリヒ・デュレンマットの作品を読むことを特に好む。
母国語のスイスドイツ語以外に、ドイツ語、 英語、フランス語、スペイン語そして日本語を流暢に話す。