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ショウガラゴ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ショウガラゴ
ショウガラゴ Galago senegalensis
保全状況評価[1][2]
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 哺乳綱 Mammalia
: 霊長目 Primates
: ガラゴ科 Galagidae
: ショウガラゴ属 Galago
: ショウガラゴG. senegalensis
学名
Galago senegalensis
É. Geoffroy, 1796[1][3]
和名
ショウガラゴ[4]
英名
Lesser bushbaby[1]
Lesser galago[1]
Northern lesser galago[1]
Senegal bushbaby[3]
Senegal galago[1]
Senegal lesser galago[1][4]
  生息域
  生息する可能性のある範囲

ショウガラゴ (学名:Galago senegalensis) は、霊長目ガラゴ科ショウガラゴ属に分類される霊長類。ショウガラゴ属の模式種[3]

分布

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セネガルからスーダンエチオピアケニアタンザニアにかけて[1]

模式標本の産地(模式産地)は、セネガル[3]

概要

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アカシアの多い疎林をはじめ、深い森林川辺林などさまざまなタイプの植生環境に適応している。

枝の間を俊敏に飛び回り、素早く走り回る。夜によい視界を確保するための大きな、強い後足、バランスを保つ長い尾を具える。昆虫などの小動物、果実、樹脂などを餌とする雑食性。

(動画) ショウガラゴ

生まれたばかりの頃は目が半開きで、自由に動く事ができない。2-3日後、母親は仔を口で運び、食事の間は近くの枝に置いておく。

成雌は縄張りを持つが、自分の仔とは共有する。雄は成熟すると母親の縄張りから去るが、雌は残り、近縁の雌達とその未成熟の子供で構成された社会的グループをつくる。若い雄は雌達の群と重なり合った1匹ずつの縄張りを持ち、一匹の成雄はその場所の全ての雌と交尾する。そのような縄張りを持てなかった雄達はしばしば小さな独身同士のグループを作る。

鳴き声と通り道への尿によるマーキングでコミュニケーションしあう。夜の終わりには群の一員が特別な掛け声を出し、葉で出来た巣や枝の集まりや木の洞で眠るために集まる。

分類

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以下の亜種の分類は、Groves(2005)に従う[3]

  • Galago senegalensis senegalensis É. Geoffroy, 1796
  • Galago senegalensis braccatus Elliot, 1907
  • Galago senegalensis dunni Dollman, 1910
  • Galago senegalensis sotikae Hollister, 1920

以前はGalago moholiが南部の亜種と考えられていたが、現在は別種として扱われている。

人間との関係

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分布が非常に広く生息数も多いと考えられていることから、2019年の時点では種として絶滅のおそれは低いと考えられている[1]。一方で農地開発などが原因の生息地の破壊による影響が懸念されている[1]1977年に霊長目単位でワシントン条約附属書IIに掲載されている[2]

出典

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  1. ^ a b c d e f g h i j de Jong, Y.A. et al, 2019. Galago senegalensis. The IUCN Red List of Threatened Species 2019: e.T8789A17963505. https://doi.org/10.2305/IUCN.UK.2019-3.RLTS.T8789A17963505.en. Downloaded on 06 August 2021.
  2. ^ a b UNEP (2021). Galago senegalensis. The Species+ Website. Nairobi, Kenya. Compiled by UNEP-WCMC, Cambridge, UK. Available at: www.speciesplus.net. [Accessed 06/08/2021]
  3. ^ a b c d e Colin P. Groves, "Order Primates," Mammal Species of the World, (3rd ed.), Don E. Wilson & DeeAnn M. Reeder (ed.), Volume 1, Johns Hopkins University Press, 2005, Pages 111 - 184.
  4. ^ a b 日本モンキーセンター霊長類和名編纂ワーキンググループ 「日本モンキーセンター 霊長類和名リスト 2018年11月版」(公開日2018年12月16日・2021年8月1日閲覧)

関連項目

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