コンテンツにスキップ

シトロネラール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
シトロネラール[1]
Skeletal formula of (+)-citronellal
Ball-and-stick model of the (+)-citronellal molecule
(+)-シトロネラール
Ball-and-stick model of the (-)-citronellal molecule
(-)-シトロネラール
物質名
識別情報
3D model (JSmol)
バイルシュタイン 1209447 1720789
ChEBI
ChEMBL
ChemSpider
ECHA InfoCard 100.003.070 ウィキデータを編集
EC番号
  • 203-376-6
Gmelin参照 1521962
KEGG
UNII
性質
C10H18O
モル質量 154.25 g/mol
密度 0.855 g/cm3
沸点 201 - 207 °C (394 - 405 °F; 474 - 480 K)
危険性
GHS表示:
急性毒性(低毒性) 水生環境への有害性[2]
Warning
H315, H317, H411[2]
P262, P273, P280, P302+P352[2]
関連する物質
関連するアルケナール シトラール
メタクロレイン
trans-2-メチル-2-ブテナール英語版
特記無き場合、データは標準状態 (25 °C [77 °F], 100 kPa) におけるものである。
 verify (what is  ☒N ?)

シトロネラール: citronellal)は、化学式C10H18Oで表される有機化合物の一種。天然にはシトロネラ油レモンバーム油、サンショウなどに存在する。3位の炭素原子が不斉炭素であるためd-体とl-体の光学活性体があるが、香気には大差がない。

用途

[編集]

安価な調合香料として石鹸フルーツフレーバー[3]などに用いられるほか、l-メントールヒドロキシシトロネラールの合成原料となる[4]

製法

[編集]

天然品からは、シトロネラ油から減圧分留により得る。この方法ではセスキテルペン分が含まれるため、高純度とするには亜硫酸ナトリウム付加体で精製する。工業的にはイソプレンまたはミルセンからゲラニルアミンを経て不斉合成法により製造する方法が開発されており、d-体・l-体いずれも選択的に合成できる[4]

安全性

[編集]

日本の消防法では危険物第4類・第3石油類に分類される[5]半数致死量(LD50)は、ラットへの経口投与で5g/kg以上、ウサギへの経皮投与で2.5g/kg以上[4]

脚注

[編集]
  1. ^ Citronellal, The Merck Index, 12th Edition
  2. ^ a b c Record of Citronellal 労働安全衛生研究所(IFA)英語版発行のGESTIS物質データベース, accessed on 13 March 2020
  3. ^ らでぃっしゅぼーや添加物事典
  4. ^ a b c 『合成香料 化学と商品知識』印藤元一著 2005年増補改訂 化学工業日報社 ISBN 4-87326-460-X
  5. ^ 東京化成工業