サリュート4号

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サリュート4号
Salyut-4 diagram.gif
基本項目
製造国 ソビエト連邦
NSSDC ID 1974-104A
打ち上げロケット プロトンロケット
打ち上げ日 1974年12月26日
通算搭乗員数 4名
通算滞在日数 およそ90日
再突入日 1977年2月2日
物理的特性
長さ 13.07 m
最大直径 4.15 m
与圧区画容積 99m3
質量 18,210 kg
メインエンジン
出力 4089 N
推進剤の種類 HNO3 / N2H4
推進剤質量 2000kg
比推力 282 秒
デルタV 320 m/秒
電力
太陽電池枚数 3枚
太陽電池面積 60 m3
発生電力 平均 2.0 kW
サリュート4号とソユーズ。

サリュート4号(ロシア語:Салют-4、ラテン文字表記の例:Salyut-4 )は1974年12月26日に打ち上げられたソビエト連邦宇宙ステーションである。サリュート計画の4号機で、2年以上の運用期間中にソユーズ宇宙船と3回ドッキングし、通算4人の宇宙飛行士が合計3ヶ月間滞在した。

設計[編集]

サリュート宇宙ステーションには、軍事目的のアルマースと平和目的のDOSの二種類があった。サリュート4号はこのうち4機目のDOSステーションだった(4機の中には2機の失敗を含む)。基本的な設計はDOSの1号機であるサリュート1号と同じだが、4枚の小型太陽電池パネルが3枚の大型可動式太陽電池パネルに換装され、発電能力が倍増した。

観測装置としては、紫外線太陽望遠鏡X線望遠鏡・大気観測用のセンサー・赤外線望遠鏡・地上撮影用カメラ・宇宙線検出器などが装備されていた。宇宙滞在と健康の関連を調べるため、着用者の体に負荷をかける特別な服や、トレーニング装置が用意された。新型の姿勢制御・軌道制御システムのテストも行われた。

運用[編集]

サリュート4号は、1974年12月26日バイコヌール宇宙基地からプロトン8K82Kロケットで打ち上げられた。

1975年1月10日ソユーズ17号が打ち上げられ、サリュート4号にドッキングした。2人の宇宙飛行士が1ヶ月滞在し、2月10日にソユーズのカプセルで地球に帰還した。

1975年4月5日、ソユーズ18号(18A号)が打ち上げられたが、ロケットの第2段と第3段が正常に分離せず、軌道投入に失敗した。2人の宇宙飛行士を乗せたカプセルは緊急分離し、ロシア国内に安全に着陸した。同年5月24日に改めてソユーズ18号が打ち上げられ、サリュートにドッキングした。乗員は2ヶ月間ステーションに滞在し、7月26日に地上へ帰還した。

1975年11月17日、無人のソユーズ20号が打ち上げられ、自動でサリュート4号にドッキングした。その後、様々な飛行条件下でソユーズ宇宙船の長期運用のテストが行われた。ソユーズ20号のカプセルは打ち上げから3ヵ月後の1976年2月16日に大気圏に突入し、ソ連国内に無人で軟着陸した。

サリュート4号は1977年2月2日大気圏に再突入し、廃棄された。

参考文献[編集]

  • Salyut 4” (英語). NASA - NSSDC. 2008年6月7日閲覧。
  • Salyut” (英語). Encyclopedia Astronautica. 2008年6月7日閲覧。

関連項目[編集]