サミ・ヒルヴォ

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サミ・ヒルヴォ(Sami Hilvo, 1967年生まれ)はフィンランド人作家、日本語・フィンランド語通訳および翻訳者。ヒルヴォの文学の核心には探求と新しい視点がある。

2010年に出版されたヒルヴォの処女小説「Viinakortti (酒購入許可証)[1]」はヘルシンギン・サノマット文学賞 (フィンランドで最も権威のある処女小説賞) のショートリストに載せられた。2012年にドイツ語に翻訳され、2013年には小説に基づいた劇がフィンランドで初披露された。

2012年に出版されたヒルヴォの第2作目の小説「Rouva S. (マダム S.)[2]」は、21世紀の東京と平安京が舞台となり、トゥレンカンタヤ文学賞にノミネートされた。

2016年にヒルヴォの第3作目の小説「Pyhä peto (聖獣)[3]」はタンペレ市文学賞を受賞した。

2020年にヒルヴォの第4作目の小説「Lajityypillistä käyttäytymistä (種特異的行動)[4]」が出版された。

ヒルヴォは東京ポーランドワルシャワに在住経験があり、現在はヘルシンキを拠点に第5作目の作品に取り組んでいる。

作品一覧[編集]

  • Viinakortti』Tammi、Helsinki、2010年。ISBN 978-951-31-5403-5 
  • Rouva S.』Tammi、Helsinki、2012年。ISBN 978-951-31-6854-4 
  • Pyhä peto』Tammi、Helsinki、2016年。ISBN 978-951-31-9037-8 
  • Lajityypillistä käyttäytymistä』Tammi、Helsinki、2020年。 

脚注[編集]

  1. ^ Kirja - Tammi” (フィンランド語). www.tammi.fi. 2021年10月19日閲覧。
  2. ^ Kirja - Tammi” (フィンランド語). www.tammi.fi. 2021年10月19日閲覧。
  3. ^ Kirja - Tammi” (フィンランド語). www.tammi.fi. 2021年10月19日閲覧。
  4. ^ Kirja - Tammi” (フィンランド語). www.tammi.fi. 2021年10月25日閲覧。