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ゴライアスガエル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ゴライアスガエル
ゴライアスガエル
ゴライアスガエル Conraua goliath
保全状況評価[a 1]
ENDANGERED
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 両生綱 Amphibia
: 無尾目 Anura
上科 : アカガエル上科 Ranoidea
: ゴライアスガエル科 Conrauidae
: Conraua
: ゴライアスガエル C. goliath
学名
Conraua goliath (Boulenger, 1906)
和名
ゴライアスガエル
英名
Goliath frog

ゴライアスガエルConraua goliath)は、両生綱無尾目ゴライアスガエル科に分類されるカエル。別名ゴリアテガエル

分布

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カメルーン赤道ギニア[1][2][3][4][a 1]

形態

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体長17-32センチメートル[1][3]。四肢を含めた長さが80.5センチメートル[2]。最大体重3.3キログラムと無尾目最大種[2][3][4]。種小名goliathや英名は旧約聖書の巨人ゴリアテ(ゴライアスは英語読み)に由来する[4]。背面の皮膚には粒状の突起が密集する[1]。背面の体色は緑がかった黄褐色[1][4]、四肢腹面の体色は黄色や橙色[2]

幼生は全長4-5センチメートル[3]。変態直後の幼体は体長1.4センチメートル[2]。オスは左右の眼の間に黒い斑紋が入る[2]

鳴嚢(めいのう)が無いため、鳴くことがほとんどないと言われている。

生態

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熱帯雨林内を流れる底質が砂で、溶存酸素量が多い水温16-23 ℃の渓流に生息する[1][2][3]。水辺からほとんど離れずに生活する。

食性は動物食で、昆虫サソリ甲殻類魚類、カエルなどを食べる[1][3]

繁殖形態は卵生。6月に岩の下にある水草に卵を産む[2]。幼生は約3か月で変態し幼体になる[2]

人間との関係

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開発による生息地の破壊、水質汚染、食用やまじない用、皮用やペット用の乱獲などにより生息数が減少している[2]

ペットとして飼育されることもあり、日本にも輸入されている。流通はまれ[1]。大型種である上に跳躍力が強く、餌付きが悪いため飼育は難しいとされる[1]

参考文献

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  1. ^ a b c d e f g h 海老沼剛 『爬虫・両生類ビジュアルガイド カエル1 ユーラシア大陸、アフリカ大陸とマダガスカル、オーストラリアと周辺の島々のカエル』、誠文堂新光社2004年、68、141頁。
  2. ^ a b c d e f g h i j 小原秀雄・浦本昌紀・太田英利・松井正文編著 『動物世界遺産 レッド・データ・アニマルズ6 アフリカ』、講談社2000年、128、235頁。
  3. ^ a b c d e f 千石正一監修 長坂拓也編著 『爬虫類・両生類800種図鑑 第3版』、ピーシーズ、2002年、271頁。
  4. ^ a b c d 『小学館の図鑑NEO 両生類はちゅう類』、小学館、2004年、48頁。

関連項目

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外部リンク

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  1. ^ a b The IUCN Red List of Threatened Species
    • Jean-Louis Amiet 2004. Conraua goliath. In: IUCN 2012. IUCN Red List of Threatened Species. Version 2012.1.