ゴマフスズメ

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ゴマフスズメ
ゴマフスズメ
保全状況評価
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: スズメ目 Passeriformes
: ホオジロ科 Emberizidae
: ゴマフスズメ属 Passerella
: ゴマフスズメ P. iliaca
学名
Passerella iliaca
(Merrem, 1786)
和名
ゴマフスズメ
英名
Fox Sparrow

ゴマフスズメ(胡麻斑雀、学名:Passerella iliaca)は、スズメ目ホオジロ科に分類される鳥類の一種である。

分布[編集]

北アメリカに生息する。主に北アメリカの北部、西部(アメリカカナダ)、アラスカアリューシャン列島で繁殖し、冬はアメリカの南部からメキシコ北部方面へ移動する。

日本では迷鳥で、長い間1935年11月に栃木県日光市で観察された1例しか記録がなかった。その後1985年冬に室蘭市で記録されたが、それ以降の観察記録はない。

形態[編集]

全長17cm。スズメの名前がつくがホオジロの仲間で、ホオジロ類としては大型の部類となる。頭から背中、肩羽がすすけた黒褐色。喉から腹にかけての体の下面は白っぽいが、黒斑が密にある(この模様が和名の由来である)。多くの亜種があり、亜種毎の形態差が大きい。

生態[編集]

平野部の森林やその周辺に生息する。「チッ、チッ」とよくさえずっている。

保全状態評価[編集]

関連項目[編集]