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コムクドリ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
コムクドリ
コムクドリ
コムクドリ ♂ Sturnus philippensis
保全状況評価
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: スズメ目 Passeriformes
: ムクドリ科 Sturnidae
: ムクドリ属 Sturnus
: コムクドリ S. philippensis
学名
Sturnus philippensis
(Forster, 1781)
シノニム

Sturnia philippensis

和名
コムクドリ
英名
Chestnut-cheeked Starling

コムクドリ (小椋鳥、学名:Sturnus philippensis) は、スズメ目ムクドリ科に分類される鳥類の一種である。

分布

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千島列島サハリン南部、日本で繁殖し、冬季はフィリピンボルネオ島北部などに渡りをおこない越冬する。

日本では夏鳥として北海道本州北部で繁殖するが、渡りの時期は本州中部以南の地域でも見られる。

形態

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体長約19cmでスズメより大きい。雄は頭部から喉にかけてが淡いクリーム色で、頬から耳羽後方にかけて目立つ茶色の斑がある。背中や肩羽、翼は黒色で、体の下部はややくすんだ感じの淡いクリーム色である。雌は、頭部から胸にかけてが灰褐色で、頬に茶色の斑はない。雌雄とも嘴と脚は黒色である。

生態

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平地から山地の明るく開けた林に生息する。人里近くでも生息する。

繁殖期にはつがいで生活するが、渡りの時は群れを作る。秋の渡りの方が群れは大きい。少数の群れの時は、ムクドリの群れに混じっていることがよくある。

食性は雑食性で、樹上で昆虫類やクモを捕食したり、木の実を採食する。

主に樹洞やキツツキ類の古巣に営巣するが、人家の屋根の隙間、石垣等に営巣したり、巣箱を利用したりもする。巣の中には枯葉や落ち葉を敷く。産卵期は5-7月で、卵数は4-6個、抱卵日数は8-11日、約14日で巣立ちを迎える[1]

地鳴きは「キュル キュル」、「ギュル ギュル」など。さえずりは「チ チ チ ピーキュル ジョイジョイジョイ」など明るい声と濁った声を混ぜながら早口で鳴く[1]

参考文献

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  • 真木広造他 『日本の野鳥590』 平凡社
  • 高野伸二他 『山渓カラーガイド 日本の野鳥』、山と渓谷社

脚注

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  1. ^ a b -

外部リンク

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関連項目

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