オンタリオ・パワー・ジェネレーション
表示
(オンタリオパワージェネレーションから転送)
この項目「オンタリオ・パワー・ジェネレーション」は途中まで翻訳されたものです。(原文:en:Ontario Power Generation) 翻訳作業に協力して下さる方を求めています。ノートページや履歴、翻訳のガイドラインも参照してください。要約欄への翻訳情報の記入をお忘れなく。(2016年1月) |
種類 | 国有企業 |
---|---|
業種 | 発電 |
設立 | 1999年 |
本社 | カナダ オンタリオ州 トロント |
主要人物 | Jeff Lyash – 社長 兼 CEO; バーナード・ロード – 会長 |
製品 | 電力 |
売上高 | 47億3千万CAD (2012年)[1] |
従業員数 | 10,840名 (2012年) |
ウェブサイト | www.opg.com |
オンタリオ・パワー・ジェネレーション(Ontario Power Generation、OPG)はカナダのオンタリオ州政府が所有する公企業であり[2]、オンタリオ州の電力の約50%を供給している[3]。 エネルギー源は原子力、水力、風力、ガス火力、バイオマスである。オンタリオ州の電力市場は自由化されているが、OPGを所有するオンタリオ州政府が物価安定策の一環でOPGの電気料金が市場の平均以下になるよう規制している。2008年4月1日からはオンタリオ州エネルギー委員会が規制を担当している。
沿革
[編集]OPGは1999年4月に当時のオンタリオ州首相マイク・ハリス(カナダ進歩保守党)が推進した州の電力市場の規制緩和によって設立された。州政府が計画していたオンタリオ・ハイドロの民営化案(5社に分割)に沿って、OPGはオンタリオ・ハイドロの全発電所の所有権と運用を引き継いだ。
本社
[編集]- Ontario Power Building, 700 University Avenue, Toronto, ON M5G 1X6. Tel. (416) 592-2555.
発電所
[編集]OPGの主力電源は原子力・水力・火力の3種類で、風力とバイオマスもいくらか保有している。2014年にはオンタリオ州の電力の60%、82.2 TWhを発電していた。
電源 | 発電所数 | 発電容量 (MW) | 2014年の出力 (TWh) |
---|---|---|---|
原子力 | 2 | 6,606 | 48.1 |
水力 | 65 | 6,426 | 31.3 |
火力その他 | 5 | 4,027 | 2.8 |
合計 | 72 | 17,059 | 82.2 |
ブルース原子力発電所 は発生電力量・設置されている原子炉の基数・稼働している原子炉の基数において世界最大である。大雑把ではあるが、オンタリオ州の電力の60%は3つの原子力発電所(ピカリング、ダーリントン、ブルース)で発電されていることになる。オンタリオ州で原子力に関わる重大事故は起きていない。
原子力発電所
[編集]- ピカリング原子力発電所 (3.100 GW – CANDU炉 6基) – ピカリング
- ダーリントン原子力発電所 (現状3.524 GW – CANDU炉 4基 (2.000 GWの新設を計画中) – クラリントン
- ブルース原子力発電所 (6.300 GW - CANDU炉 8基) – ティヴァートン – 世界第2位.
水力発電所
[編集]- オーバーン (オトナビー川)
- ビッグ・チュート (セヴァーン川)
- ビッグ・エディ (マスコーカ川)
- ビンガム・チュート (サウス川)
- コニストン (ワナピティ川)
- クリスタル・フォールズ (スタージョン川)
- 29ヶ所で計127MWを発電している。
火力発電所
[編集]稼働中
[編集]- アティコーカン (211 MW、石炭) - バイオマスに転換中
- ラムトン (950 MW、石炭) - 閉鎖
- ナンチコーク (2.760 GW[5]、石炭) – 北米最大の石炭火力発電所。現在停止中、2基は燃料転換のため設備保全中
- サンダーベイ (303 MW、石炭) - バイオマスに転換中 – サンダーベイ
- レノックス (2.140 GW、石油/天然ガス)
運転停止または解体
[編集]- レイクビュー – 運転停止 (2.400 GW、石炭) – ミシサガ
- ウェスレイヴィル - 建設中止 (1960年代初めに計画、用地取得のみ)
- ハーン – 中核設備のみ撤去(建屋は現存) (1.200 GW、石炭) – トロント
共同所有
[編集]- ブライトン・ビーチ発電所 (580 MW、天然ガス) - OPGとATCOパワーの共同所有。運転はコーラル・エナジー・カナダ。
- ポートランズ・エナジー・センター (550 MW、天然ガス) - OPGとトランスカナダ・エナジーの共同所有。2008年6月に送電開始。
その他
[編集]- 風力タービン 3基 (ブルースに2基、ピカリングに1基。計 7 MW)
- バイオマス発電所 2ヶ所 (6 MW)
脚注
[編集]関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 公式ウェブサイト
- OPG 2008 Annual Report
- Images from the OPG Collection Niagara Falls Public Library (Ont.)
- Material related to power developments at Niagara Falls with an interactive map Niagara Falls Public Library (Ont.)
- OPG L&ILW Deep Geologic Repository website