エレガントワラビー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
エレガントワラビー[1]
Macropus parryi.jpg
エレガントワラビー
保全状況評価[2]
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
Status iucn3.1 LC.svg
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 哺乳綱 Mammalia
: 双前歯目 Marsupialia
: カンガルー科 Macropodidae
亜科 : カンガルー亜科 Macropodinae
: カンガルー属 Macropus
: エレガントワラビー M. parryi
学名
Macropus parryi
Bennett[3], 1835
英名
Pretty-faced Wallaby

エレガントワラビー(Macropus parryi)は、東オーストラリアに分布するワラビーの1種である。クイーンズランド州クックタウンからニューサウスウェールズ州グラフトンにかけて一般的に見られる[4]

形態[編集]

エレガントワラビーは、薄い体色と顔の下の白い横縞で区別される。顔は、チョコレート色の毛が鼻口部を覆っている。胸は黒色と白色で、残りの部分は灰色から茶色である。オスは体重14kgから26kg、体高70cmから93cmになり、メスは体重7kgから15kg、体高65cmから75cmになる。

生態[編集]

食糧は草、葉、シダ等である。開けたユーカリの林で、地面が食糧となる草に覆われている場所に棲息する。

社会性があり、50頭程からなる群れを作ることがある。昼行性でも夜行性でもなく、昼も夜もいつでも活動的である。草やシダを食べる[4]

エレガントワラビーは50頭程の群れで暮らし、110ヘクタールに及ぶ行動圏に住む。群れは、昼毎に食事のために集まる。行動圏は他の群れの縄張りと重なることもあり、群れのメンバーは交代で警備する。また群れには直線的な階層があり、非暴力的な儀式化された前脚でかくような行動によって決まる。草を引っ張るような行動もする。決着が付くと、ワラビーは降伏の証として、咳をする。

最上位の雄たちが雌と交尾する。繁殖期になると、オスは排出腔を固くしてメスが集まる中を歩き回り、メスの尿を舐める。オスが発情期に近いメスを見つけると、そのメスのそばに留まる。しかしメスが発情期に入る前に、より上位のオスに代わらされることもある。エレガントワラビーの発情周期は42日間しか続かない。

子供は、最初の9ヶ月間は母親の袋の中で過ごす。18ヶ月間留まることもある。他のカンガルーの仲間とは異なり、エレガントワラビーの子供は袋から出た後も母親の後に従い、植物の陰に隠れることはない。青年期のオスは出生した群れを離れることもある。

出典[編集]

  1. ^ Groves, C. (2005). Wilson, D. E., & Reeder, D. M, eds. ed. Mammal Species of the World (3rd ed.). Baltimore: Johns Hopkins University Press. pp. 65. ISBN 0-801-88221-4. OCLC 62265494. http://www.bucknell.edu/msw3.
  2. ^ Winter, J., Burnett, S. & Martin, R. (2008年). "Macropus parryi". IUCN Red List of Threatened Species. Version 2008. International Union for Conservation of Nature. Retrieved 2008年12月28日. Database entry includes justification for why this species is of least concern
  3. ^ Edward Turner Bennett (1797–1836) zoologist or Frederick Debell Bennett (1836–1897)
  4. ^ a b Menkhorst, Peter (2001). A Field Guide to the Mammals of Australia. Oxford University Press. p. 110. 

外部リンク[編集]