イーサン・ヴィスニアック

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イーサン・ティカムサ・ヴィシュニアック(Ethan Tecumseh Vishniac、1955年 -)はアメリカ合衆国出身の宇宙物理学者である。近年はカナダマックマスター大学の天文学教授を務めている。姓の発音の日本語表記は、ヴィシュニアック、ヴィスニアック、ビスニアック等々とも表記される。名は、イーサン、イーザンなどとも表記される。

業績[編集]

ヴィシュニアックの専門分野は、衝撃波磁気流体力学である。スニヤエフ・ゼルドビッチ効果の中のキネティック効果は、オストライカー-ヴィシュニアック効果(Ostriker-Vishniac Effect)とも言われるが、これは、エレミア・オストライカーとイーサン・ヴィシュニアックにちなんで命名されたものである[1]

略歴[編集]

テキサス大学ジョンズ・ホプキンズ大学、カナダのマックマスター大学などで天文学の教授を歴任し、「アストロフィジカルジャーナル」誌の編集長、学部長も務めた[1]

ヴィシュニアック家[編集]

なお、ヴィシュニアック家は名門の家柄であり、著名人を輩出している。火星のクレーター「ヴィシュニアック」は、高名な生物学者であった彼の父、ウルフ・ヴィシュニアックの名前に由来し、彼の祖父ローマン・ヴィシュニアックも高名なカメラマンであった[1]

脚注[編集]

  1. ^ a b c Christmas, Jane (2007年12月4日). “Faculty profile: Ethan Vishniac”. DAILY NEWS. McMaster University. 2015年5月23日閲覧。

関連項目[編集]