アルベルト・フランケッティ

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アルベルト・フランケッティAlberto Franchetti, 1860年9月18日 - 1942年8月4日)はイタリアオペラ作曲家トリノ出身。物心ともに不自由のない貴族の出自で、ヴェネツィアミュンヘンに学ぶ。

プッチーニマスカーニジョルダーノレオンカヴァッロらとともに、いわゆる「新イタリア楽派」giovane scuola italianaの一員とされる。特に彼の作風はこの楽派中でも最も先鋭的と考えられ、ワーグナー楽劇をイタリアのヴェリズモ・オペラに融合させた、と評されている。

代表作に1892年の歌劇《クリストフォロ・コロンボ Cristoforo Colombo》(コロンブスを描いた「新大陸発見」400周年記念作品)と1902年の歌劇《ジェルマニア Germania》があるが、貴族出身の故か他の同年代作曲家に対する競争心・敵対心に乏しく、《アンドレア・シェニエ Andrea Chénier》と《トスカ Tosca》のオペラ化の権利をそれぞれジョルダーノとプッチーニに無償で譲渡してしまい、それらが彼らの傑作になったのは皮肉であった。