アルピナ・B7ビターボ

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ALPINA B7リムジン
フロント
リア
内装
概要
製造国 ドイツ
ボディ
乗車定員 5
ボディタイプ 4ドア セダン
駆動方式 FR
パワートレイン
エンジン 4394ccV型8気筒ツインターボ
最高出力 405kW/550PS 5200rpm-6250rpm
最大トルク 730Nm/74.4kgm
変速機 8速スポーツAT
車両寸法
ホイールベース 3070mm リムジン、オールラッド(4WD)
3210mm リムジンロング
全長 5100mm Limousine,Allrad
5240mm Limousine Long
全幅 1900mm
全高 1490mm
車両重量 2130kg リムジン
2150kg リムジンロング
2190kg オールラッド
その他
ベース車 BMW・7シリーズ
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B7ビターボ(B7 BITURBO)は、ドイツの自動車メーカーアルピナ(Alpina Burkard Bovensiepen GmbH&Co )が2012年12月より発売した高級車である。

概要[編集]

B7ビターボはBMW・7シリーズをベースとして作成したオリジナルの車である。サイズはアルピナの中ではもっとも大きくロングボディーは、全長5240mmとなる。ボディそのものは7シリーズと共通であり、BMWのエンブレムも付くが、パワートレインは別設計され、大きく「ALPINA」の文字が書かれたエアロパーツやボディ側面のデコラインが7シリーズとは別物であることを示している。

特徴・機構[編集]

  • 日本での価格は1,990万円(B7 Limousine)、2,216万円(B7 Limousine Long)、2,088万円(B7 Allrad(4WD))。基本的には左ハンドル仕様でLimousineのみ右ハンドルが選択できる(+51万円)。
  • トランスミッションはアルピナ独自のマニュアルモード(スイッチトロニック)付きのZF製8速ATであり、ハンドル裏のボタンで操作する。
  • ボディーカラーはアルピナブルー、アルピナグリーンの他、BMW7シリーズの色すべての色、他シリーズ、廃盤カラーも選べる場合がある(標準ソリッドカラー、メタリックカラー以外はオプション)。内装には標準装備のウッドとしてアルピナ専用ウッド“Myrte”が使われているが、オプションでピアノブラックやカーボン調、ボディ同色なども選ぶことができる。レザーシートには標準のダコタレザー(6色)、オプションのナッパレザー(5色)、メリノ・レザー(6色)アルピナレザー(ラヴァリナレザー)(15色)から選択することができる。また、シートにひし形マークや、アルピナロゴを入れることもできる他パイピング、バイカラー、ルーフライニングアルカンターラ等オプションは多岐に亘る。
  • 21インチの大径ホイールを標準装備(ALPINA CLASSIC Styling III)F8.5J R10J タイヤはMICHELIN Pilot Super Sport PSS F245/35ZR21 R285/30/ZR21
  • 0-100km/hは4.6秒、0-200km/hは14.1秒、最高巡航速度(メーカー公表値)312km/hを誇る。(Limousine)

アルピナ専用技術(F01)[編集]

エンジン関連

  • BMW ALPINA B6 GT3からレーシングテクノロジーを引継ぎ、1気筒ずつ瞬間的に個別に休止するシングルシリンダー・ステップダウン(EZA)を搭載。高いトルクを維持しながらも数ミリ秒での迅速なシフト・アップを可能にした。

ターボチャージャー

  • 排気パイプ径 エンジン側:44mm 排気側:50mm
  • 過給圧 1.2bar

クーリング関連

  • 旧B5BTurbo比 ラジエター容量57%UP インタークーラー容量23%UP
  • ターボチャージャーの圧力損失を大幅に減らすために、インタークーラーのフランジ(入口・出口)を最適化し、圧力損失を45%低減 過給圧増圧に貢献。ラジエタ―の電動ファンは1000Wに拡大。

ステアリング

  • バリアブルスポーツステアリングは別プログラム。

トランスミッション

  • ZF製8HP70 8速スイッチトロニックミッション
  • トルクコンバーターはアルピナ製。プログラムも専用のものを使っている。

サスペンション

  • フロント アイバッハ製 スプリング
  • リア BMW製エアサス(専用プログラム)

画像はG11/12のリアの写真である事に注意

関連項目[編集]

外部リンク[編集]