アリカ・シュミット

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アリカ・シュミット
個人情報
生誕 (1998-11-08) 1998年11月8日(25歳)
ドイツヴォルムス
活動期間2017年 -
身長1.75 m (5 ft 9 in)[1]
体重55 kg (121 lb)
スポーツ
ドイツ
競技陸上競技
種目
クラブSCCベルリン
獲得メダル
陸上競技
ヨーロッパジュニア陸上競技選手権大会
2017年 4 x 400メートルリレー
ヨーロッパU23陸上競技選手権大会英語版
2019年 4 x 400メートルリレー

アリカ・シュミット (Alica Schmidt1998年11月8日 - ) は、ドイツヴォルムス出身の短距離走[2]中距離走[3]陸上選手。2017年ヨーロッパジュニア陸上競技選手権大会4 x 400メートルリレー銀メダル、2019年ヨーロッパU23陸上競技選手権大会英語版の同種目で銅メダルを獲得。2020年東京オリンピック4 x 400メートルリレーのドイツ代表メンバーとして出場予定[4]。日本では「アリツァ・シュミット」と表記されることもある[3][5][6]

「美人すぎる陸上選手」[7]「陸上界の女神」[2]「世界でもっともセクシーなアスリート」などと評され[8]、その美貌を活かしモデルとしても活躍している[3][9][10][11][12]

キャリア[編集]

シュミットは、200メートル走400メートル走800メートル走のランニング種目に出場するようになった[13]。2018年には、400メートルハードルにも出場しするようになった[1]バイエルン州インゴルシュタットにある総合スポーツクラブのMTVインゴルシュタット英語版でトレーニングを始めた[14]

2017年、20歳以下のドイツ選手権の200メートル種目で2位となった[15]。2017年のヨーロッパジュニア陸上競技選手権大会でドイツの4 x 400メートルリレーチームの一員として、ヴァネッサ・アニタイマイケ・ゲルラッハコリンナ・シュワブ英語版と共に2位に入賞した[1][16]。タイムは3分33秒08で、それまでの記録を上回ったが、ウクライナチームが3分32秒82のU20世界新記録を樹立したため後塵を拝した。インゴルシュタット出身の選手にとしては、1999年以来のメダル獲得となった[17]。また、同選手権の個人400メートル種目の予選で、54秒23の自己ベストタイムを記録した[14]。この時は、リレーに集中するため、個人400メートルの決勝には参加しなかった。同年の20歳以下のドイツ選手権では、400メートル種目で2位になった[18]

2017年10月、個人的な理由でブランデンブルクに移ったシュミットは、SCポツダムドイツ語版でトレーニングを開始[19][20]。2019年のシーズンに先立ち、SCシャルロッテンブルクに加入[16]

2019年ヨーロッパ陸上U23競技選手権では、4 x 400メートルリレーのドイツチームの一員として3位入賞[13][21]。2019年ドイツ陸上競技選手権大会では、23歳以下の400メートル走で3位、4 x 400メートルリレーではSCCベルリンチームとして2位入賞[22]新型コロナウイルス感染症の世界的流行によるロックダウンの際は、シュミットは一人でトレーニングを行い、森の中を走っていたという[23]。ドイツが規制を緩和すると、オリンピックを見据えてトラックでのトレーニングを再開した[21]

2020年8月の国内大会の400メートル走では52秒21をマークし自己ベストを更新した[24]

2021年、ヨーロッパ陸上競技屋内選手権の4 x 400メートルリレーのドイツ代表選手に選ばれた[25]。6月のドイツ陸上選手権では準決勝でシーズンベストとなる52秒74をマークして全体3位で予選突破するも、翌日の決勝ではタイムが伸びずに7位に終わった[26]。筋肉系の故障に見舞われ、オリンピック選考への暗雲が垂れ込めているとも報じられた[27]

7月、新型コロナウイルスのため1年延期された2020年東京オリンピック4 x 400メートルリレーのドイツ代表メンバーに選出された[28]。彼女は「オリンピックに行きます!まだまだ非現実的な感じです。感謝の気持ちと同時に、この活動を始めてからずっと夢見ていたことを体験できることに感激しています!頑張ろう!待ちきれないよ」と喜びのコメントをした[29]

7月21日、来日し事前合宿地である宮崎県で合宿を行った[30]。しかしコロナ禍という事もあり「残念ながらわたし達は日本をうろうろすることを許可されていません。ホテルとスタジアムのみ、行くことを許可されています」と語った[31]

8月5日、女子4 x 400メートルリレーの予選が行われる予定[32]

年間自己ベストタイム[編集]

60 m 100 m 200 m 400 m
2013年 13,37 59,80
2014年 13,41 26,80 57,87
2015年 13,33 26,20 56,46
2016年 8,22 12,84 25,63 55,54
2017年 8,03 12,50 24,83 54,23
2018年 8,12 12,67 25,00 54,61
2019年 24,51 53,66
2020年 7,83 12,03 23.94 52,21
2021年 7,73 24.14 52.72
2022 24.15 52.32
2023 52.07

人物[編集]

  • シュミットは1998年にドイツのヴォルムスで生まれた[23]。家族は現在、バイエルン州インゴルシュタットに住んでいる[1]
  • スニーカースポーツウエアプーマスポンサーとなっている[33][34]
  • シュミットは2017年にオーストラリアスポーツ雑誌Busted Coverage』によって、「いま、世界でもっともセクシーなアスリート」と評された[13][35]。これを聞いたシュミットは、「なぜ私がこのような称号を得たのか分かりません。競技が第一なのは明らかです」と戸惑いのコメントしていた[21]。だがその美貌が注目され始めるとSNSのフォロワーは急増し、2018年にはInstagramのフォロワーが20万人だったものが[1]、2020年には74万人に増加し[35]、オリンピック出場が決定した2021年7月時点でフォロワーは185万人を突破、2023年11月現在では476万人を超え、女性アスリートの中では群を抜いている[36]。ドイツのアスリートは収入が少ないが、フォロワーが多いおかげで収入を得ており、他のアルバイトをしないですんでいる[37]
  • 2020年、ドイツ・ブンデスリーガボルシア・ドルトムントで新フィットネストレーナーに就任したことが発表され、他競技のファンからの認知度も上昇した[6]。この報道後の10日間で40万人近くフォロワーが増加し138万人を突破した[6]サッカードイツ代表のDFであり、チームの顔でもあるマッツ・フンメルスと400メートル走で対決する動画を公開。フンメルスは惨敗し「ここまでキツくて歯が立たないとは思わなかった。本当に甘く見ていたね」と語り[9]、「走りのコツを教えてください」と新コーチに要望した[5]
  • 2021年、イギリス紙『ザ・サン』によると、世界的な男性誌の『PLAYBOY』がヌードグラビアのオファーを破格の金額で提示したが、シュミットはこともなげに跳ねつけたという。同紙は「彼女はどんなに注目されようとも、陸上選手としての領分を逸脱しない、真面目な性格の持ち主なのだ」と評した[38][32]

脚注[編集]

注釈[編集]

出典[編集]

  1. ^ a b c d e “Alica Schmidt wagt sich an die Hürden” (ドイツ語). Märkische Allgemeine. (2018年5月31日). https://www.maz-online.de/Sportbuzzer/Leichtathletik-Alica-Schmidt 2021年7月7日閲覧。 
  2. ^ a b モデルのオファーを断った柔道選手も…東京五輪、注目の美女アスリート8人”. Smart FLASH (2021年5月28日). 2021年7月9日閲覧。
  3. ^ a b c ドイツ美女アスリート、スポブラ“美ボディー”公開に絶賛「驚くほど美しい」「完璧だ」”. ENCOUNT (2020年10月4日). 2021年7月9日閲覧。
  4. ^ 東京五輪で会える! ドイツ&カナダの陸上美女コンビが出場権獲得に大興奮!「夢が叶ったわ」「まだ現実とは思えない…」”. THE DIGEST (2021年7月4日). 2021年7月9日閲覧。
  5. ^ a b “世界一セクシーな美女アスリート”が公開したフンメルスとの真剣マッチアップに大反響!「酷な役回りだ…」”. サッカーダイジェストWeb (2020年10月5日). 2021年7月9日閲覧。
  6. ^ a b c 「スーパーモデルを超えた!」ドイツ陸上の絶世美女、シュミットが披露した“黒ビキニで水上バイク”にファン熱狂!”. THE DIGEST (2020年10月7日). 2021年7月9日閲覧。
  7. ^ その美しさには追いつけない!注目の陸上選手、アリカ・シュミットをご存知?”. forzastyle (2020年8月18日). 2021年7月9日閲覧。
  8. ^ 「ヴィーナスが舞い降りた!」ドイツ陸上界の絶世美女、シュミットが披露した“純白ビキニ”姿にファン喝采!”. THE DIGEST (2020年9月27日). 2021年7月9日閲覧。
  9. ^ a b “世界一セクシーな美女アスリート”がドルトムントの練習に電撃参戦! 「甘く見ていた…」とフンメルスを圧倒”. サッカーダイジェストWeb (2020年9月26日). 2021年7月9日閲覧。
  10. ^ 東京五輪で目に焼き付けたい! 絶対注目の美女アスリートたち”. Sportiva (2020年7月24日). 2021年7月9日閲覧。
  11. ^ 圧巻のダイナマイトボディ… 陸上美女の「超セクシーなインスタ」に世界中のファンが釘付け…!”. 現代ビジネス (2020年11月12日). 2021年7月9日閲覧。
  12. ^ 「ヤバすぎるだろ、このカラダは…」ドイツ代表の陸上女子が悩殺ビキニ姿で披露した“バッキバキ”が大反響!「美の極致だ」「ヴィーナスが誕生した?」”. THE DIGEST (2023年9月14日). 2023年11月3日閲覧。
  13. ^ a b c “Interessen tar helt av: - Forbløffet” (ノルウェー語). Dagbladet. (2020年5月21日). https://www.dagbladet.no/sport/interessen-tar-helt-av---forbloffet/72456909 2021年7月7日閲覧。 
  14. ^ a b “Schnell, schneller, Schmidt” (ドイツ語). Donaukurier(). (2017年7月5日). https://www.donaukurier.de/sport/lokalsport/eichstaett/Schnell-schneller-Schmidt;art1722,3452917 2021年7月7日閲覧。 
  15. ^ “Ihre Bilder gehen um die Welt” (ドイツ語). Märkische Allgemeine. (2017年6月14日). https://www.donaukurier.de/lokales/ingolstadt/Ingolstadt-DKmobil-wochennl412017;art599,3548185 2021年7月8日閲覧。 
  16. ^ a b Alica Schmidt sprintet 2019 für den SCC Berlin” (ドイツ語). German Athletics Association (2018年12月7日). 2021年7月7日閲覧。
  17. ^ “"Ein einmaliges Erlebnis"” (ドイツ語). Donaukurier(). (2017年7月24日). https://www.donaukurier.de/sport/lokalsport/ingolstadt/Ein-einmaliges-Erlebnis;art1721,3472663 2021年7月7日閲覧。 
  18. ^ “Deutschlands schönste Leichtathletin” (ドイツ語). Märkische Allgemeine. (2017年12月17日). https://www.maz-online.de/Sportbuzzer/Deutschlands-schoenste-Leichtathletin 2021年7月7日閲覧。 
  19. ^ “Alica Schmidt und der Alltag als "heißeste Athletin der Welt"” (ドイツ語). German Athletics Association. (2018年1月16日). https://www.leichtathletik.de/news/news/detail/alica-schmidt-und-der-alltag-als-heisseste-athletin-der-welt/ 2021年7月7日閲覧。 
  20. ^ “Starkes Jahr” (ドイツ語). Märkische Allgemeine. (2018年1月10日). https://www.donaukurier.de/sport/lokalsport/ingolstadt/Starkes-Jahr;art1721,3647577 2021年7月8日閲覧。 
  21. ^ a b c German runner slams Aussie mag's 'world's sexiest athlete' tag”. Yahoo Sports Australia (2020年5月4日). 2021年7月7日閲覧。
  22. ^ Karlsruhes Mittelstreckler dominieren die Staffel-Entscheidungen” (ドイツ語). German Athletics Association (2019年6月16日). 2021年7月7日閲覧。
  23. ^ a b Alica Schmidt: In Photos, What To Know About The German Track Star”. Sports Unlimited (2021年4月18日). 2021年7月9日閲覧。
  24. ^ 「世界で一番美しい!」ドイツ陸上の女神、シュミットが披露した“限界スポブラ&細マッチョ”に大反響!「とても21歳とは…」”. THE DIGEST (2020年10月3日). 2021年7月9日閲覧。
  25. ^ “DLV nominiert 50 Athletinnen und Athleten für die Hallen-EM in Polen” (ドイツ語). German Athletics Association. (2021年2月25日). https://www.leichtathletik.de/news/news/detail/74520-dlv-nominiert-50-athletinnen-und-athleten-fuer-die-hallen-em-in-polen 2021年7月7日閲覧。 
  26. ^ 「可愛い顔とのギャップが…」ドイツ陸上美女が魅せた胸元あらわな“仕上がりボディ”にファン釘付け!「マジで完璧」”. THE DIGEST (2021年6月11日). 2021年7月9日閲覧。
  27. ^ 「クレイジーな一枚だ!」ドイツ陸上美女が公開した“胸元あらわな究極ショット”にファン騒然!「見つめないで」”. THE DIGEST (2021年4月23日). 2021年7月10日閲覧。
  28. ^ “Leichtathleten reisen mit Außenseiter-Chancen nach Tokio” (ドイツ語). RBB Fernsehen. (2021年7月4日). https://www.rbb24.de/sport/thema/2021/olympia/tokio-2021-leichtathletik-diskus-pudenz-lueckenkemper-harting.html 2021年7月7日閲覧。 
  29. ^ ”陸上界の絶世美女“アリカ・シュミット、私服ショットが美しすぎる!東京五輪に出場報告”. スポーツ報知 (2021年7月6日). 2021年7月9日閲覧。
  30. ^ ”陸上界の絶世美女“アリカ・シュミット「時差ボケがひどい」お疲れショット公開…日本到着”. スポーツ報知 (2021年7月22日). 2021年7月23日閲覧。
  31. ^ ”陸上界の絶世美女“アリカ・シュミット、競技場にたたずむ姿を公開…日本での生活を明かす”. スポーツ報知 (2021年7月23日). 2021年7月23日閲覧。
  32. ^ a b 「PLAYBOYの高額オファーにNO!」ドイツ陸上界が誇る東京五輪代表、シュミットの“生真面目な素顔”に英紙注目!「国の宝になるだろう」”. THE DIGEST (2021年7月24日). 2021年7月23日閲覧。
  33. ^ 東京オリンピックで会いたい、「本当に美しい19歳の陸上アスリート」”. エスクァイア (2018年5月31日). 2021年7月9日閲覧。
  34. ^ “Alica Schmidt, la nouvelle bombe de l'athlétisme” (フランス語). 7 Sur 7. (2019年5月13日). https://www.7sur7.be/hors-jeu/alica-schmidt-la-nouvelle-bombe-de-l-athletisme~a83bc0e2/ 2021年7月7日閲覧。 
  35. ^ a b “Deutsche Sprinterin ist die "heisseste Athletin der Welt"” (ドイツ語). Blick. (2020年5月5日). https://www.blick.ch/sport/mehr_sport/von-australischem-magazin-gewaehlt-deutsche-sprinterin-ist-die-heisseste-athletin-der-welt-id15874535.html 2021年7月7日閲覧。 
  36. ^ 是非フォローしたい「東京オリンピック」美女アスリート7人のインスタグラム”. デイリー新潮 (2021年7月23日). 2021年7月23日閲覧。
  37. ^ 「代表になっても11万円しかもらえない!」世界で最もセクシーなアスリートがドイツ陸上の厳しい“懐事情”を激白!”. THE DIGEST. 2023年11月3日閲覧。
  38. ^ AL WORK & NO PLAY ‘World’s sexiest athlete’ Alica Schmidt competes in 4x400m at Tokyo 2020 after snubbing Playboy and training Dortmund”. THE Sun (2021年7月23日). 2021年7月23日閲覧。

外部リンク[編集]