アブディ・イペクチ・アリーナ

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Abdi İpekçi Arena
施設情報
所在地 10. Yıl Caddesi, Kazlıçeşme, Zeytinburnu, Istanbul
位置 北緯40度59分49秒 東経28度55分10秒 / 北緯40.99694度 東経28.91944度 / 40.99694; 28.91944座標: 北緯40度59分49秒 東経28度55分10秒 / 北緯40.99694度 東経28.91944度 / 40.99694; 28.91944
起工 1979年
開場 1989年6月3日 (1989-06-03)
閉場 2017年
取り壊し 2018年
所有者 トルコバスケットボール連盟(TBF)
設計者
  • Ragıp Buluç
  • Ziya Tanalı
  • Ercan Yener
使用チーム、大会
アナドル・エフェスSK
ガラタサライSK
2010年バスケットボール世界選手権
収容人員
バスケットボール: 12,500[1][2]
解体中のアリーナ(2018年2月)

アブディ・イペクチ・アリーナAbdi İpekçi Arena)はトルコイスタンブールにあった多目的アリーナである。トルコバスケットボール連盟が所有していた。

歴史[編集]

1979年に起工し、数年間建設が中断された後、1989年6月3日に開場した[3]。命名の由来は1979年に暗殺されたジャーナリストのアブディ・イペクチ英語版である。以降20年間、イスタンブールの主要なバスケットボールの会場となり、イスタンブールの4つのトップバスケットボールクラブ(アナドル・エフェスフェネルバフチェガラタサライベシクタシュ)が本拠地としたことがある。バスケットボールのほかにも多くのスポーツイベントやコンサートなどが開催された。しかし、2010年にスィナン・エルデム・ドームが開場したことで、重要性は低下した。

閉鎖[編集]

2016/17シーズンの後にアリーナは閉鎖され、2018年の初めに解体された[4]。跡地には、バスケットボールのトレーニングセンターが建設されることになっている[5]。アナドル・エフェスとガラタサライは2017/18シーズンからスィナン・エルデム・ドームを本拠地としている。ガラタサライは数年後に新しく建造する独自のアリーナに移動する予定である[6]。フェネルバフチェは2012年にウルケルスポーツアリーナ英語版に本拠地を移した。

施設[編集]

アリーナの収容人数は12,270人である。バスケットボール、バレーボール、レスリング、重量挙げなどのスポーツやコンサート・会議のイベントが開催された。施設には、4方向から見えるスコアボード、6つのオンラインシステムカウンター、4つのロッカールーム、2つのインターネットルーム、2つの多目的オフィス、VIPルームなどがある。駐車場の容量は1,500台である。

イベント[編集]

ガラタサライの男子バスケットボールチームと女子バスケットボールチームは、ターキッシュ・バスケットボール・リーグの2009/10シーズンに出場し、このアリーナをホームとして戦った。

過去に行われたビッグイベントの一例としては、以下のようなものがある。

脚注[編集]

  1. ^ Worldstadiums.com basketball capacity.
  2. ^ Turkey2010.FIBA.com - Abdi Ipekci Arena.
  3. ^ http://www.tbf.org.tr/detay/2018/01/19/abdi-i-pekçi-spor-salonu-basın-bülteni
  4. ^ Abdi İpekçi yıkılıyor!”. 2018年3月26日閲覧。
  5. ^ - "Abdi İpekçi Spor Salonu" Efsanesi, Yeni Bir Boyut Kazanıyor” (2018年1月19日). 2018年3月26日閲覧。
  6. ^ Galatasaray building a new arena - Eurohoops” (2017年2月8日). 2018年3月26日閲覧。
  7. ^ European League 1991-92
  8. ^ European Cup 1994-95
  9. ^ EuroStars 1996 - Istanbul

外部リンク[編集]

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先代
スコント・スタディオン
リガ
ユーロビジョン・ソング・コンテスト
会場

2004
次代
スポーツ宮殿
キエフ