がや

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がやとは、アニメーションバラエティ番組などでの「その他大勢」的な仕事のことであり、所謂「エキストラ」である。「にぎやかし」とも言われる。

本来の使われ方[編集]

元々はアニメーションのアフレコや洋画の吹き替えの世界で用いられていた言葉。スタジアムでの客の歓声や学校での運動場の掛け声といった、内容が決められていないその他大勢の「がやがや」した台詞の声を担当することを「がやの仕事」と呼んでいた。

英語圏ではヴァラ(Walla)と呼ばれる[1]。ポストプロダクション段階においてヴァラ・グループもしくはループ・グループと呼ばれる10人程度の声優がその他大勢の声を録音する[2][1]。台本は無い為、即興劇のスキルが必要とされる[3]

バラエティ番組での使われ方[編集]

バラエティ番組ではメインで待遇されていない出演者が積極的に声を出したり、リアクションして場を賑やかせることを「がや」と呼んでいる。この出演者がお笑い芸人である場合は「がや芸人」と呼ばれ、雛人形と同様に階段状の座席に着席していることが多いため、雛壇芸人と呼ばれることもある。

本来アフレコ用語であったこの言葉がバラエティ番組で使われるようになったのは、お笑い芸人濱口優よゐこ)がきっかけであるとされている[4]。濱口は『クマのプー太郎』などのアニメ作品に声優として出演していた経験があり、テレビ番組『めちゃ×2イケてるッ!』にて隠しカメラの映像で、バラエティ番組で自身がメインで扱われないことに不満を漏らしたことが暴露された際に「またがやの仕事か」と発言し、この発言を他の出演者が面白がりバラエティの世界で広まった。

2012年2月16日放送の『アメトーーク!』では、「ガヤ芸人」の特集が組まれた。

出典[編集]

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  1. ^ a b Davis, Dane. “Dialog Replacement in Films and Television” (英語). Digidesign. 2016年5月24日閲覧。
  2. ^ Davis, Dane. “映画やTVにおけるダイアログの置き換え” (日本語). Digidesign. 2016年5月24日閲覧。
  3. ^ エリック・P・シャーマン (2008年7月3日) (英語). Adventures in Voice Acting (DVD). カリフォルニア州ロサンゼルス: バングズーム! エンタテイメント. 
  4. ^ まだまだゴチャ・まぜっ!〜集まれヤンヤン〜』(MBSラジオ)2009年7月18日放送にて有野晋哉よゐこ)談。