おとめ座61番星

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おとめ座61番星
データ
元期 J2000
星座 おとめ座
赤経 13h 18m 24.3s
赤緯 -18° 18′ 40.3″
視等級 (V) 4.74
特徴
スペクトル分類 G5-6 V
色指数 (B-V) 0.71
色指数 (U-B) 0.26
アストロメトリー
視線速度 (Rv) -8.2 km/s
固有運動 (μ) 赤経: -1,069.90 ミリ秒/
赤緯: -1,063.78 ミリ秒/年
年周視差 (π) 117.35 ± 0.69 ミリ秒
距離 27.8 ± 0.2 光年
(8.52 ± 0.05 パーセク
絶対等級 (MV) 5.07
詳細
質量 0.96 M
半径 0.94 R
光度 0.78 L
表面温度 5,604 K
金属量 93-95%
自転速度 17km/s以下
他の名称
グリーゼ506, HR 5019, BD -17°3813, HD 115617, LHS 349, LTT 5111, GCTP 3039.00, SAO 157844, FK5 1345, GC 18007, BDS 6447, CCDM 13185-1818, LPM 467, LFT 990, HIP 64924, LCC 1780.
Template (ノート 解説) 天体PJ

おとめ座61番星 (61 Virginis) は太陽と似た恒星で、おとめ座領域にあり地球からは27.8光年離れている。太陽系近傍の恒星としては最も太陽に近い性質を持つとされ、2009年までに3つの太陽系外惑星が発見されている[1]

惑星系[編集]

木星型惑星の存在を示すいくつかの根拠があるが、大質量の近接した伴星は存在しないようである[2]。大きな準恒星伴星(木星の20倍から80倍の質量を持つ天体)および木星級惑星を探す試みも行われた[3]。このことから軌道と周期が地球よりやや小さい地球型惑星の存在が期待されていた。

2009年12月25日アメリカ合衆国リック天文台カーネギー研究所の合同チーム「リック・カーネギー系外惑星サーベイチーム」により3つの惑星の発見が発表された。惑星の質量は、最大のもの(おとめ座61番星d)が地球の約25倍、一番小さいもの(おとめ座61番星b)は5倍程度と計算されており、このうち惑星bはスーパーアースの可能性が指摘されている[4]。ただし惑星と恒星の距離が近すぎるため、生命が存在する可能性は低いと見られている[1]

おとめ座61番星の惑星[4]
名称
(恒星に近い順)
質量 軌道長半径
天文単位
公転周期
()
軌道離心率 半径
b ≥ 5.1±0.5 M 0.050201
±0.000005
4.2150
±0.0006
0.12±0.11
c ≥ 18.2±1.1 M 0.2175
±0.0001
38.021
±0.034
0.14±0.06
d ≥ 22.9±2.6 M 0.476
±0.001
123.01
±0.55
0.35±0.09

参考文献[編集]

  1. ^ a b “太陽そっくりの星に、地球に近い惑星”. AstroArts. (2009年12月25日). http://www.astroarts.co.jp/news/2009/12/25new_planets/index-j.shtml 2009年12月28日閲覧。 
  2. ^ Campbell et al, 1988, pages 904, 906, and 919
  3. ^ Cumming et al, 1999
  4. ^ a b Vogt, Steven (2009). "A Super-Earth and two Neptunes Orbiting the Nearby Sun-like star 61 Virginis". arΧiv:0912.2599v1 [astro-ph.EP].

関連項目[編集]

外部リンク[編集]