飯田規和

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。Kokada jnet (会話 | 投稿記録) による 2016年1月17日 (日) 15:05個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (→‎翻訳)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

飯田 規和(いいだ のりかず、1928年11月6日 - 2004年1月12日)は、日本のロシア文学者・翻訳家。

概要

山梨県生まれ。東京外国語大学卒業、同教授を1994年まで務め、県立新潟女子短期大学学長を2003年まで務めた。2004年、前立腺癌のため75歳で死去した[1]

スタニスワフ・レムなどSFの翻訳で知られるが、ポーランド語からではなくロシア語版からの翻訳である。「きわ」と表記したものもある。(読売新聞人物DB)

著書

  • ロシア語練習問題1000題 白水社 1971.4
  • ロシア語練習問題1000題 文法表 白水社 1971.4

翻訳

  • 愛情を信じよう ソ連の恋愛・結婚・離婚 ラーピン編著 伊集院俊隆共訳 新読書社出版部 1958
  • ポータブル・チェーホフ 石山正三共編訳 パトリア書店 1960
  • 電子頭脳の時代 H.コブリンスキー、B.ペケリス共著 益子正教共訳 理論社 1960
  • 元素物語 イ・ネチャーエフ 誠文堂新光社 1962 (自然と科学)
  • 速修ロシヤ語 ポターポヴァ 石山正三共訳 白水社 1962
  • 地球のみなさんおはよう! 宇宙飛行70万キロ ゲルマン・チトフ 理論社 1962
  • ベルチリヨン166 キューバ革命の一日 ホセ・ソレル・プイグ 新日本出版社 1963 のち文庫(原著はスペイン語、重訳)
  • ペトロフカ、38 ユリアン・セミョーノフ 早川書房 1965 (世界ミステリシリーズ)
  • 人間の世界 イワン・エフレーモフ 河出書房新社 1965
  • ソラリスの陽のもとに スタニスラフ・レム 早川書房 1965 のち文庫
  • マーシャの手記 もう一人のアンネ マリア・ロリニカイテ 合同出版 1966 (パピルス双書)
  • 生命のなぞ エム・イヴィン 誠文堂新光社 1967 (ソビエトの少年科学)
  • 学習ロシヤ語 ポターポヴァ 石山正三共訳 白水社 1967
  • ソ連大使の日本ノート ニコライ・フェドレンコ 朝日新聞社 1967
  • 砂漠の惑星 レム 世界SF全集 早川書房 1968 のち文庫
  • 宇宙パイロット37号 エフレーモフ 偕成社 1968 (SF名作シリーズ)
  • トランクから出た少年 ベルチストフ 学習研究社 1969 (少年少女学研文庫)
  • こねずみのぴいくん ビアンキのこども動物記 理論社 1969
  • ムーハ大むかしへいく グバリョフ 偕成社 1969 (世界のこどもエスエフ)
  • マヤコフスキー 戦争と世界 世界名詩集 平凡社 1969
  • 星の船、アンドロメダ星雲 エフレーモフ 世界SF全集 早川書房 1969
  • 地球をとびだす ツィオルコフスキー 岩崎書店 1970 (少年少女SFアポロシリーズ)
  • 金星探検 ベリャーエフ 集英社 1970 (ジュニア版世界のSF)
  • クムビ ゲンナージー・ゴール 世界SF全集 早川書房 1970
  • 両棲人間 アレクサンドル・ベリヤーエフ あかね書房 1971 (少年少女世界SF文学全集)
  • 生きている首 A.ベリヤーエフ 岩崎書店 1971 (SF少年文庫)
  • 世界SF全集 第33巻 世界のSF 短篇集 ソ連東欧篇 編訳 早川書房 1971
  • 未来からの手記 ニコライ・アモソフ 早川書房 1973
  • 復活 トルストイ 集英社 1975 (ジュニア版世界の文学)
  • アレクサンドロスの王冠 イワン・エフレーモフ 1979 (創元推理文庫)
  • 丑の刻 イワン・エフレーモフ 早川書房 1980.5 (海外SFノヴェルズ)
  • 青い惑星 オリガ・ラリオーノワ他 深見弾共訳プログレス出版所 1982.5 (現代ソビエトSFシリーズ)
  • 一世紀より長い一日 チンギス・アイトマートフ 講談社 1984.7
  • 生きている首 ベリャーエフ 岩崎書店 1986.1 (SFロマン文庫)
  • チンギス・ハンの白い雲 アイトマートフ 亀山郁夫共訳 潮出版社 1991.6
  • カッサンドラの烙印 二十世紀の異端の書 アイマートフ 潮出版社 1996.1

脚注

  1. ^ 飯田規和氏死去 元東京外語大教授 - 47NEWS、2004年1月12日