金メダル
金メダル(きんメダル)は、スポーツや音楽などの競技会・競演会(コンクール)において、各部門中、最も優秀な成績を挙げた個人または団体に対し、その栄誉を称え授与される賞牌である。
概要
本来は金製で、円盤形をしており、表面には勝利を象徴する月桂樹などの模様が施されているメダルをこう呼ぶ。また、本体上部には、首に掛けてぶら下げるための幅広の紐やリボンがつけられている。また、比喩的表現として「勝利」「優勝」などの意味としても使われる。団体スポーツにおいて優勝旗やトロフィーなどはチームに与えられるが、金メダルは選手1人ずつに与えられる。
近代オリンピック
近代オリンピックにおける金メダルは、“純度92.5%以上の銀(スターリングシルバーまたはブリタニアシルバー)製メダルの表面に6g以上の金メッキしたもの”[1](つまりバーメイルであること)と、オリンピック憲章(規則70 付属細則2-2)に定められている。これは、開催国によって経済的な不利が無いようにとの配慮である。
メダルの意匠は大会によって異なる。長野オリンピックでは一部に漆塗りが用いられたほか、トリノオリンピックでは形状がドーナツ型で形態が様々であった。ただし夏季オリンピックの裏面については規格が統一されており、勝利の女神が浮き彫りにされている(2004年アテネよりギリシア側のIOCへの要請により統一規格が変更)。
金メダルを獲得した選手に対し、メダルを囓るパフォーマンスをマスメディアが要求することがあるが、そうしたことを不快に思う選手もおり、荒川静香が金メダルを獲得した時には拒否している[2]。
脚注
- ^ 史上最も重いロンドン五輪の金メダル、「かまないで」と組織委員会 Record China
- ^ “山中教授に「メダルかじってもらえますか」 大ヒンシュクかった記者はどこのどいつだ”. JCASTニュース. (2012年12月14日) 2015年2月19日閲覧。