誰がために鐘は鳴る

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誰がために鐘は鳴る
For Whom the Bell Tolls
著者 アーネスト・ヘミングウェイ
発行日 1940年
発行元 チャールズ・スクリブナーズ・サンズ
ジャンル 戦争文学
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
形態 文学作品
前作 The Fifth Column and the First Forty-Nine Stories
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誰がために鐘は鳴る』(たがためにかねはなる、For Whom the Bell Tolls)は、アーネスト・ヘミングウェイの長編小説。

スペイン内戦を舞台とし、ロバート・ジョーダンとマリアの恋を描く。題名はジョン・ダンの説教の一節を引用している。1939年3月にこの作品を書き始め、翌40年に発表された。

1943年ゲーリー・クーパーイングリッド・バーグマンの主演で映画化もされた(これの邦題は「誰が為に鐘は鳴る」と、が漢字になっている)。

1978年には宝塚歌劇団によってミュージカル化された。2010年2011年に再演。(詳細は宝塚歌劇団によって舞台化された作品の一覧#誰がために鐘は鳴るを参照)

あらすじ


注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。


反ファシスト軍としてスペイン内戦に参加したロバート・ジョーダンは戦略上重要となる橋梁を爆破する任務を背負い、パブロが率いるゲリラ隊に協力を求めた。そしてゲリラ隊にかくまわれていたファシストに両親を殺された娘マリアと知り合い、恋に落ちた。やがて、彼は作戦を進めていくうちに、敵の作戦が変更となり、自分の任務である橋梁の爆破が無意味になることを知った。しかし連絡の不備から作戦は中止されず、彼は無駄になったことを知りながら橋梁を爆破し、瀕死の重傷を負い、仲間を逃がして自分は死に臨んだ。

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