舟歌
クラシック音楽 |
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作曲家 |
ア-カ-サ-タ-ナ ハ-マ-ヤ-ラ-ワ |
音楽史 |
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楽器 |
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舟歌(ふなうた)は、クラシック音楽でピアノのための性格的小品(キャラクターピース)のひとつ。バルカロールあるいはバルカローレ(Barcarole)とも呼ばれる。
解説
もともと船頭が舟を漕ぐのに都合の良い調子で口ずさむ歌であったと考えられ、このような民謡や労働歌としての舟歌にロシアの『ヴォルガの舟歌』、日本の『最上川舟唄』などがある。
クラシック音楽においては、メンデルスゾーンが『無言歌集』で『ヴェネツィアのゴンドラの歌』を作曲したのが早い例であり、その後ショパン、アントン・ルビンシテイン、フォーレ、チャイコフスキー、プッチーニ(「マランゴーナの舟歌」)、ラフマニノフらが作品を残している。とくにフォーレは生涯を通じて13曲の舟歌を作曲しているのが注目される。またオッフェンバックのオペラ『ホフマン物語』の中の『ホフマンの舟歌』も有名である。
舟歌はおおむね6/8、9/8といった複合拍子をとり、低音部で比較的単純なリズムが繰り返されて波間をたゆたうような印象を与え、その上にメロディーが歌われる。チャイコフスキーのもの(ピアノ曲集『四季』より)は珍しく4/4をとっている。形式的には中間部を挟んで同じメロディーが繰り返される3部形式が多い。