出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。ZéroBot (会話 | 投稿記録) による 2012年5月5日 (土) 06:46個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (r2.7.1) (ロボットによる 追加: gn:Jyva)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

上腕

(うで、かいな)とは、人間のからまでの部分のこと。また、機械の一部分で人間の腕に形状や機能が似ているものを腕と呼ぶ事がある[1]

人間の腕は医学的には、上肢(じょうし)と呼ばれる事が多い。腕はを境に、肩に近い方を上腕(じょうわん)、手の方を前腕(ぜんわん)という。生物学的には「人間の腕は哺乳類の前足にあたる」とも、反対に「哺乳類の前足はヒトの腕にあたる」とも表現可能である。

人間の腕の解剖学的構造

腕の骨

腕の筋肉

ヒトの筋肉(上腕深部)
ヒトの筋肉(上腕表面付近)
ヒトの筋肉(前腕)

腕の神経

  • 上腕
  • 前腕
  • 手指

腕を表す日本語

うで(腕)
現在は肩から手首を指すが、古くは前腕、すなわち肘から手首の事であった。
かいな(腕・肱)
上腕、すなわち肩から肘を表す古語。今でも相撲ではこの語を使う。ただし、肩から手首までを指す事もあった。
二の腕(にのうで)
上腕に同じ。語源は上腕二頭筋から来ているが、裏側の上腕三頭筋も含めて「二の腕」と表記することが多い。

動物の腕

動物の体の名称に腕を適用する例はごく少ない。以下のような例がある。

また、などの前肢の部位のを「ウデ肉」と呼称する。

腕を用いた慣用句

  • 腕に縒りを掛ける - 丹精込めて作ること。
  • 腕組みする - 思案している様子の比喩表現。

脚注

  1. ^ 比較的細かったり、屈曲したり、物体に物理的に働きかけたりする、などの類似点があるものなど。英語のカタカナ音写の「アーム」という語で表現することも多い。例えばロボットアームなど。

このテンプレートは廃止により使われていません。{{Commonscat}}に張り替えてください。